このブログには管理者(つまり僕)だけがアクセス出来る管理画面というのがあって、そこで日々のアクセス数や、記事別アクセス数、リンク元URL数、検索キーワード数などを詳細に見ることが出来ます。
そこで最近気が付いたのは、「パイナップルケーキ」というワードで検索されてここに来られる方が、多い日には一日50人以上もいらっしゃるということです。
「えっ、何で?」というのが僕の実感ですが、記事別アクセス数からみると、どうやら「今回の台北弾丸で買ってきたパイナップルケーキ食べ較べ」という8月2日の記事が検索に引っかかってくるようなのです。
僕のような台湾ビギナーの記事が参考になるのか大いに??ですが、とにかく一人でも多くの方にここにいらしていただけるのは本当に嬉しいことです。
で、その台湾のパイナップルケーキですが、最近そのほぼベストな美味しさと思われる高雄の「呉寶春麥方店」(WU PAO CHUN BAKERY)のパイナップルケーキも試せましたので、その報告もしておきますね。
世界チャンピオンとなったパン職人「呉寶春」氏のパンやスイーツが買える高雄の店は連日の大行列。
最近台北にも支店(国父記念館の北側)が出来たそうですが、そこで売っているパイナップルケーキがまた本当に美味しかったんですよ。
たぶん西洋スイーツ的に評価すれば、ベストなパイナップルケーキといえるかもしれません。
ここによくいらしていただける台湾達人のh〇h〇c〇iさんからお教えいただいたこのパイナップルケーキ、日本のファンの間でもその人気沸騰は間違いないでしょう
僕が買ったのは12個入りの紙箱のもの、値段はNTD420でした。
一つ一つにちゃんと製造年月日が入っていて、買う時に賞味期限も再確認されます。
袋を開けると、リッチなバター・フレーバーと共に小ぶりな円形のパイナップルケーキが・・・。
表面は強く触るとほろほろしそうなデリケートなクッキー生地、伝統的な冬瓜を使っていないパイナップル100%(土鳳梨)の味をしっかり味わえるパイナップルケーキでした。
味の上品さ、その食感は総合点で、僕がいままで食べたパイナップルケーキの中では最強のものだと言えます。
店の中には彼の本が置いてありますが、それらによると、このパイナップルケーキは呉寶春氏のお母さん、陳無嫌さんに捧げるものなんだそうです。
何でもお母さんはパイナップル畑でパイナップルを取る仕事をしながら呉寶春氏を含む8人の子供を育てたそうですが、生活は苦しく、晩ご飯には売れない傷物のパイナップルが食卓によく並んだんだそうです。
だから当時の彼は、それを思い出させるパイナップルがとても嫌だったと・・・。
それがお母さんが亡くなってからこの味を思い出し、そしてそれは徐々にお母さんへの懐かしさへ変わっていったんだそうです。
売られているパンもどれも美味しいものばかりでしたが、ここのパイナップルケーキもぜひお試しください。
この店(高雄の本店)へ訪ねた記録はまた後程。
高雄には「舊振南餅舗」というこれまた100年以上の歴史を持つ中華菓子の老舗もありますが、そこのパイナップルケーキも平均的な美味しさでした。
でも、あの店では緑豆を使ったお菓子(緑豆椪)の方が好みです。