夏休み旅行 (14) ランチ@「ザ・ペニンシュラ・シカゴ」

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さぁ、今度はシカゴのペニンシュラで食べたものを紹介しましょう。
僕の宿泊パッケージ(Summer splendour)には色々な特典がついていたのですが、そのうちの一つに館内で使える100ドルの金券と言うのがありました。
なので、それを使ってランチにはホテルの中華レストラン「シャンハイ・テラス」(Shanghai Terrace)、午後の茶を「ザ・ロビー」でと楽しみました。
「シャンハイ・テラス」はレセプションより一つ下の階、コンシェルジェ・デスクのところを右に折れ、階段を一つ下がったところにあります。

一応シガゴ一の格式(と値段を)誇る中華料理店ということですが、ま、シカゴ自体に中華料理の需要がそうあるわけではありません。
シカゴの中華街も小さいものだし(レッドラインで簡単にいけます)、中華圏自体もそう大きいものではなさそうです。
だから、シカゴの中華料理はペニンシュラと言えども結論的には・・・でした(泣)。
そういうことも予想しながら、何でここでランチをとったか・・・それは、この気持ち良すぎるテラスの存在です。
通常は午後5時から、生のジャズ・バンドが入るハイソなラウンジ「ザ・テラス」としてオープンするこのスペース。
それを気候の良い夏の間だけ「シャンハイ・テラス」の客に提供しているのです。
中華料理をアウトドアのテラスで食べられるのです。
いかにもアメリカのチャイニーズじゃないですか、僕はこの企画に飛びつきました。
それにしても、ここ、最高のリラックス場所です。
ビルの谷間とはいえ、車の音もどういうわけか余り聞こえないし、人は少ない(ほとんどいない)し、強烈な日差しもシェイドの下なら充分防げるし、湿度の低い風は適度に吹いてくれるし、どこもきれいに清掃が済んでいて、どこにでも安心して寝そべられるし・・・もう言うことのない天国のような場所(笑)、僕にはそんな感じでした。

テラスでのチャイニーズ、お茶は普?茶にしてみました。
ほんの少しだけ知っている広東語で受け答えすると、ウェイトレスたちはものすごくびっくりして、広東語攻めにしてきます(笑)。
でも残念、僕はホテルやレストランでの定型句しかしゃべれないのです(笑)。
ここのウェイター・ウェイトレスはほぼ全員がアメリカ生まれの中国人だそうですが、バイリンガルで育ち、ここのレストラン内でもシェフが香港のペニンシュラから派遣されて来ているので、キッチンなどでは広東語が基本なんだそうです。

お昼はメニューが少なく、僕も余り沢山食べたくなかったので、まずは点心(ディムサム)の盛り合わせを。
これは本当はメニューにないもので、一人客とか希望するゲストにだけ、その日の点心メニューから好きなもの5種類を1個づつ1つの皿に盛る「サービス」なんだそうです。
味は・・・う~~~ん、フツー(笑)。
もちろん良い材料を使っているし美味しくなくはないんだけど、僕は世界中で美味しい飲茶メニューを沢山食べているので、この位では、どうしても「フツー」(笑)。
アメリカナイズされた蟹肉とカマンベール・チーズの揚げワンタンが一番美味しかったかな・・・。
で、メインに(?)、「シャンハイ・スシ・ロール」というのがあったので、それを。
「シャンハイ」スタイルの寿司?
どんなんだろう・・・。

出てきたのは、これ。
スパイシーな鮪を中心に巻いた、ごく普通のアメリカの寿司ロール。
ただ、ものすごく美味しい・・・で、聞いてみました「日本人が作っているの?」
「いいえ、ここには日本人シェフはいません」
ということは、中国人だかアメリカ人だかがこれ作ってる?
もう寿司は日本以外でもごくごくポピュラーになっているメニューなんですね。
それにしても、良い材料を使っているので、本当に美味しい寿司ロールでした。
でも、どこが「シャンハイ」なんじゃい(笑)!

そんな文句を言いながらも、この最高のセッティングの中でのランチ、満足感は充分にあります。
(それに金券を使っているので「ただ」だし・・・笑)
高いビルはジョンハンコック・センター、このシカゴで、オーセンティックな中華を食べた気には到底なりませんでしたが、美味しいアジアン・フードは堪能したと思いました。

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