夏休み旅行 (38) メンフィスの街並みと、「ロレインモーテル」に黙祷

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メンフィス3日めは市内をぶらぶらしてみました。
メンフィスは車がなくても一通り観光出来る数少ない街の一つ、地図を片手に早速右へ左へ・・・。
まず出会ったのがアメリカで最初の黒人ラジオ局「WDIA」、ここからもう70年以上もメンフィスの黒人達に最新のヒット曲と情報が24時間届けています。

「ユニオン通り」の表示もブルース・ファンには感慨深いものがあるでしょう。
そしてそのダウンタウンを移動するのに便利なのが、このトロリー。

3つの路線があって、一日パスを買えば、バスも含めて乗り放題。
ダウンタウンはたいていのところに行けます。
そのうちの一つ、リバーフロント・ループに乗れば、ミシシッピ川沿いに走るので、ただ乗っているだけで、観光になるほどです。

レトロな車体は、去年行ったニューオーリンズのそれととても似ています。
そのトロリーに乗って、「ロレイン・モーテル」(Lorraine Motel)を見に行きます。

人間として生を受けながら、肌の色が違う、それだけでいわれのない差別があっていいものだろうか・・・マーチン・ルーサー・キング牧師は、自身のすべてをなげうって黒人解放運動に取り組み、志半ばで1968年4月4日、この「ロレイン・モーテル」の306号室のバルコニーで、何者かに暗殺されたのでした。

今はモーテルではなく、国立公民権博物館(National Civil Rights Museum)と成って、一般に開放されています。

「I have a dream・・・」の名演説は、僕でも忘れられません。
キング牧師に充分な黙祷をして、もう一駅、トロリーに乗り、アムトラック(アメリカの鉄道)のメンフィス駅の前で降ります。
そこにあるのがこの名物カフェ・レストランの「アーケイド」(Arcade)です。

映画ファンでらっしゃったら、この店にきっと見覚えがあるのではありませんか?
メンフィスを題材にした映画にもう何回も登場しています。
僕が覚えているだけでも
「依頼人」
「ミステリートレイン」
など、5~6本はあります。
そしてこの一番奥の席、こここそ若き日のエルビスの定席、その一つ手前はルーファス・トーマスの定席、メンフィスの音楽を愛するものにはMUSTなレストランなのです。
あ、ちなみにメニューは定番です、普通のダイナーと同じでした。


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