夏休み旅行 (39) 鴨の行進@ピーボディーホテル

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ピーボディー・ホテル(The Peabody Memphis)!
このホテルこそ、もう130年以上もメンフィスを代表するというより、アメリカ南部を代表するホテルとして、僕ら日本のホテル・ファンにも有名なホテルです。
中に一歩入るや、クラシカルなゴージャスさに溢れたロビーに釘付けです。
昔の豪華ホテルとは、まさにこういうホテルのことを言ったのです。
で、このホテル、メンフィスにおける社会的およびビジネスの拠点として長く利用されてきたため、「ミシシッピー・デルタはピーボディーのロビーから始まる」とまで言われているほどなのです。
客室も500弱はある堂々たるホテル、僕が泊まった「ハンプトン・イン」からも徒歩数分の距離にあります。

でも僕は泊まりません、なぜなら客室のファシリティーが古い割りに値段が高いからです。
では何でこのホテルに?
その理由はロビー中央にあるこの噴水にいる鴨なんです。
この鴨達の「ダック・マーチ」と呼ばれる恒例の行事こそ、今なおこのホテルを観光客で満員にし続けているものなのです。
屋上の小屋に暮らす鴨達(マガモです)が毎日11時に小屋からエレベーターでロビーの池まで出勤、17時には帰宅するそのかわいらしい行動を、そう言います。
ホテルのマスコットももちろん彼らで、グッズ・ショップまであったりします。

赤いフロックコートを着た黒人の口上のあと、本当に時間ぴったりに、鴨が行進を始めます。
200人以上はいそうな観客のフラッシュが一斉に焚かれます。

余りの押し合いへし合いで、上手く写真が撮れません。
行進はわずか15秒くらい、エレベーターに乗り込むところをやっと撮れました。
下手な写真でごめんなさい。
でも、雰囲気はお分かりいただけたかもしれません。
この約数分で,このクラシカルなロビーはまた元の静寂に戻ります。
ホテルのショップの中にはエルビスが初期の頃、自分のワードローブを調達していた伝説的な「ランスキーズ・ザ・ビール」(Lansky’s the Beale)の後継店「ランスキー・アット・ザ・ピーボディー」(Lansky at the Peabody)がまだありましたよ。


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