夏休み旅行 (4) シカゴの街へ~無料ライブ・コンサート

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話は前後しますが、昨日書いたように「パーマーハウス」へのアーリー・チェックインは丁重に断られたので(笑)、僕は荷物をベルに預け、早速シカゴの街に繰り出します。
現地時間の朝の11時頃です。

シカゴの気温は32度くらい、でも湿度は極端に低く、まさに夏なのですが、とにかく過ごしやすい気候です。
まずは、3日間シカゴにいるので、地下鉄(兼高架鉄道)やバスに乗り放題の「CTA Visitor’s Pass」を買うことから始めます。
シカゴの代表的なコンビニの「CVS」とか「Jewel」に売っているはずです。
ホテルのベルに聞くと、すぐそばに「CVS」があるそう・・・3日間のパスを14ドルで購入します。
これが地下鉄への入り口です。
優美な形をしていますが、すべての駅がこうではありません。
エスカレーターやエレベーターが付いている駅も少ないし、入り口によってはある1方向の路線にしか乗れない入り口もあるので、最初のうちは多少の注意が必要ですが、すぐに慣れます。

地下鉄の中はニューヨークなどに比べれば、相当にきれいです。
そしてサウスサイドなどを除けば、安全度も高かそうです。
シカゴの中心地を南北に動きたいときにはレッドラインが便利です。
そのレッドラインの「モンロー」駅には、ホテルの「ステイト通り」口から約10メートルで、入り口に入れます。
ほんと超便利な立地です、このホテル。
降りたのはその名もズバリの「シカゴ」駅、シカゴ一のショッピング街・・繁華街のマグニフィセント・マイルズに向かいます。
何度も書きますが、シカゴも他のアメリカの都市と同じように、通りが碁盤の目のよう、とても歩きやすいです。

この超高層建築は、その展望台で有名なジョン・ハンコック・センターです。
その前にはシカゴを代表する歴史的建造物「ウォータータワー」がそびえています。
その「ウォータータワー」の前に立っているホテルが、この「パークハイアットシカゴ」です
去年泊まりました。
出窓のようになっているところがシカゴ一の人気を誇る「NOMI」というレストラン、日本人の寿司職人もいる素晴らしいレストランです。
で、実はハイアットの左隣に建っている建物もホテルなんです。
僕は明日はこのホテルに移ります。

ニューヨークのセントラル・パーク周辺と同様、観光用の馬車が沢山待機しています。
「ウォータータワー」とシカゴのビル群です。
シカゴの街の大半を焼き尽くした1871年の大火で、唯一焼け残った公共の建造物「ウォータータワー」。
その名の通り、街の給水塔としてミシガン湖の水をくみ上げ、市内の各所に水を供給していました。
その機能が幸いして、大火の際に延焼を免れたシカゴ大火の生き証人であるこの塔は、街のシンボルとして今なお愛され続けています。

あれっ、どこからか音楽が聞こえてきます。
ジョン・ハンコック・センターの「ミシガン通り」側の広場で黒人4人組のヴォーカル・グループがオールドスクールなR&Bを歌っています。
スタイルはテンプテーションズです。
リードはソウルフル、ハーモニーもまずまず、次々に繰り出されるオールディーズの数々に、かなりな人が足を止めて聞き入っています。
軽く踊りだす人までいます。
皆楽しんでいます。
すごく良い雰囲気です。
「サマー・ミュージック・シリーズ」という夏の無料コンサートのようです。
僕はこのタイプの音楽が大好物。
シカゴに着いて2時間半くらいしかたっていないのに、もうこんなライブに出くわすなんて・・・。
でもこのグループ、何と言うグループなんだろう。
周りの人に聞いても全然知らない様子。
彼らは、そんなことには全然興味がなく、ただ「良い音楽を聴いている」という基本的スタンス。
ついグループの名前とかに興味が行ってしまう僕のほうが、いかにも頭でっかちです(笑)。

ライブを終わる頃にMCの叫ぶ彼らの名前が何と「THE MOODS」と・・・。

「えっ?MOODS??」
まさか、僕らが知
っている「THE MOODS」は超幻の人気グループ・・・そのグループ?
日本に帰ってからこのグループのことを調べてみると、簡単なホームページが存在していました。
これが正式なプロマイドのようです。

で、こんなCDもリリースしているようですが、超ローカルなディストリビュートらしく、彼らのホームページを含め、どこででも入手は出来ませんでした。
残念。
一見、良さそうなCDなのに・・・。

僕らが珍重している「THE MOODS]のアルバムはこれ。
僕の持っているこのオリジナルのアナログ・アルバムは市場価格で15万くらいはするでしょうか。
(もちろんリイシューのCDなら2000円ちょっとで手に入りますが・・・)

このアルバムのメンバー・クレジットを見ても、僕がシカゴで見た「THE MOODS」と名乗るグループと共通する名前がないので、たぶん同名異グループなのでしょう。
僕らコアな音楽ファンは、このミニ・ライブ一つでも、こんなに想像力を働かせて楽しんじゃうのです(笑)。

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