香港2日目、10時頃ショッピングモールや高級スーパーが開くや、ショッピングタイムに突入。
滅多にセールをしない超高級ブランドにはSALEやSOLDEの文字はまだ見られませんでしたが、その下くらいのブランドはもうバーゲンに入りかけていました。
例によって僕はここで自分の冬後半のワードローブを揃えるという目的もあったので、結構真剣に各店を見て回ります。
いっそ、アウトレットのメッカ、鴨?洲(アプレイチャウ)まで行っちゃおうかとも思いましたが、良いものに当たる確率が以外に多くない気もして、今回は止めました。
で、ランチ。
ランチには正統派広東料理から「大班樓」(英語名は「The Chairman」)を選んでみました。
日本のグルメガイドなどではあまり出てこない店ですが、香港人セレブの間では「本当に旨い店」という評判、予約がめちゃくちゃ取りにくい店として有名な店です。
この店は、有名な「蓮香楼」の横の坂道を上り、「名人坊」のある「ランカイフォン・ホテル」の角で、右に入った道の奥、向かって右にあります。
かなり奥まっていて、初めて行くと見つけにくい店です。
しかも香港にありがちなキンキンキラキラの装飾もない何ともそっけない外観、入口も来るものを拒む感じ。
ふらりと入る店では全然ありません。
(この辺りは、前回行った「九記」、トマトラーメンの「勝香園」など有名店、美味しい店が一杯あります)、
店は2階建て、かなりぎっちりテーブルが詰まっていますが、そこが満席。
さすが日曜日のランチです。
香港なので服装はラフですが、いかにもお金持ちそうな家族連ればかり、なのでフロア全体の写真は撮りずらかったので、僕の座った2階壁際の席辺りをちょっとだけ雰囲気撮影。
広東料理店の古典的な装飾は全くなく、白基調の壁、木の床、よく働くウェイター、英語は基本的なところがぎりぎりOK程度といった店です
この日、2階には西洋人顔は一人もいませんでした。
メニューはさほど種類が多くなく、でも名物の花蟹などを中心に高級食材が一杯。
僕は一人でもオーダー出来るセット・ランチがあると聞いて出かけたのですが、実際にはウィークデイだけとのこと。
なので一皿の分量の多くない物から選んだので、こんなセレクションになりました。
前菜として、点心から蟹肉と茸の揚げ饅頭を・・・。
一つHK$38、2個からのオーダーです。
これが旨い、蟹肉もたっぷりだし、何といってもこの揚げ方、何でこんなに軽く最高にサクサクに仕上がるの?
メインはこの店の名前が付いた、英語名で「The Chairman’s soy sauce chicken」(HK$178)にしてみました。
これも醤油味というよりは醤油に各種の隠し味を入れた旨さ100%の中華鶏料理、鶏も上質かつ新鮮なのが分かるかのようです。
早速白飯をもらって、鶏肉丼にして平らげます。
上からたっぷり醤油だれをかけて食べますが、塩っぱすぎません。
濃いですが、ちょうど良い濃さ、塩分、さすが2014年です。
それとここのご飯、日本人には嬉しい美味しく炊けた白飯でした。
デザートには口をさっぱりさせる生姜のアイスクリームを。
いろいろな味のアイスクリームのある今、生姜味は珍しくないかもしれませんが、これまた生姜味、アイスkリームとしての美味しさ、すべてがOKの出来でした。
自家製でしょう、パティシエもいるのでしょうか、それにしてはデザートの種類は少ないです。
結論、この店はさすがです、本当にどの皿も良く出来ています。
次回はぜひ大人数で来て、もっと多数の料理を試してみたいですね。
ただ予約はかなり取りずらいので、高級ホテルのコンシェルジュ経由が良いでしょう。
僕はこの方法で、数日前に席を確保しました。
誰に聞いても数日前に日曜日の予約が取れるなんて信じられないなんて言ってました。
「大班樓」を出て、中環(セントラル)の雰囲気を楽しみながら下に降りて行きます。
近くの有名な「蓮香楼」で月餅を買ってみました。
小豆のと蓮の実餡のと、一個HK$6。
ここのは一つが小さく、中に卵が入っていないのを知っているので・・・。
それにしてもびっくりしたのは売店のオバちゃんが英語を
しゃべり、顔に笑顔まであったこと。
昔は本当に地元民99%で、そんなそぶりは全くなかったのに。
中環の最繁華街まで下りてきても、ちょっと横道にはまだこんなところも・・・。
無くならないで欲しいですが、あと10年後にはどうでしょう。