深夜0時も過ぎ、MRTの終電が気になる頃、MRT「劍潭」駅に向かって歩くshackinbaby。
もうすぐ駅というところで、とある屋台に釘づけ。
それは「新竹家郷??香?排」というチキンカツの屋台。
今回の「士林夜市」探訪では人気の「豪大大?排」を見つけられなかった(もう閉まっていた?)ので、ジャンボ・チキンカツのことはすっかり忘れていましたが、やはり台湾のB級グルメはこれにとどめを刺すでしょうというくらいの、僕の好物。
美味い、デカい、安い(たいてい50~60元くらい)の3拍子揃ったこの「香?排」、台湾の至る所にお店jはあるようですが、ここのフライヤーで次々に勢い良く揚げられる鶏肉を見ていると、もう相当お腹は一杯なのに、どうしても注文したくてたまりません(笑)。
右側の黄色い店ジャンパーを着たオジさんが一心不乱に衣を付け、フライヤーの中に巨大な塊をどんどん投げ入れていきます。
ものすごい揚げっぷり。
出来上がると一度ソースに浸して、次はこの電熱器であぶり焼きです。
そして今度はそのカツをこの機械の上の口から入れると、6~7等分の短冊状に切られて、オバさんの持つ塵取り状の受け皿に落ちてきます。
この辺の工程は目にもとまらぬ速さで、見ていても飽きません。
それを袋に入れ、手に胡椒の瓶を持ちながら、たぶん「要辣??」(辛くする?)と聞かれたのでしょう。
僕はとっさには言葉が出ず「yes, spicy please」というと分かってくれたようで、胡椒と唐辛子をふりかけ、楊枝を刺して僕に渡してくれます。
実は、これ、満腹にもかかわらず、僕が台湾の中で食べて一番美味しいと思ったものなのです。
基本的には僕が覚えている「豪大大?排」と同じ感じですが、揚げたて熱々サクサクのチキンカツにまとわりつく、醤油とウスターソースを混ぜたような実にB級な味のソース、舌を刺激するスパイス・・・かなり満腹なので一口食べて止めようと思うのですが、止まりません(笑)。
付いている長めの楊枝のおかげで手も汚れず、もうこれ最高。
これは台湾に来たら、カロリーは気にせずに、一度は食べておきたい味ですね。
僕は本当に気に入りました。