思い立ってバンコク (7) ワット・ベンチャマボーピット

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「アナンタサマーコム宮殿」の展覧会を見た後、この辺りを観光・・・と思って思いついたのが、この「ワット・ベンチャマボーピット」(大理石寺院)。
バンコク観光の基本中の基本のワット(寺院)ですね。
嬉しいことにこの時間、境内には誰もいず、超有名なワットなのに、ここだけ時が止まったかのような気分を味あわせてくれました。
こんなタイミングってあるんですね。
通常なら観光バスが沢山停まっていて、観光客に溢れているはずなのですが・・・。
入場料は20バーツ。

このワット、屋根以外の建材にはすべて大理石が使われていて、英語では「marble temple」と呼ばれています。
建築の開始は、1899年ラーマV世によってで、長期間の工期を経てラーマVI世の時代になってやっと完成したそうです。
(つまりさっき見に行った「アナンタサマーコム宮殿」と同じ頃の建物ということです)
壁や柱、そして床を覆っている純白の大理石は、このワット設立のためにわざわざイタリア北部のトスカーナ州カララから取り寄せられたものとか・・・。
本堂のみならず、本堂前の階段に並ぶ狛犬のような狛獅子から手摺や塀、回廊の床に至るまでその大理石が使われている徹底ぶりには、本当にすごいものがあります。

白い大理石に合わせたかのような他のワットとは明らかに違う鮮やかなオレンジ色の屋根瓦、金張りの窓枠にステンドグラスなどは、ラーマV世のヨーロッパ趣味の現れでしょうか。

本堂の裏手回廊には、アジア各地から集められた様々な表情を持つ仏像が安置されていて、色々な仏像の表情を見比べてみることが出来ます。
日本からのものもありました。
本堂の台座には、設立者であるラーマV世の遺骨が納められているそうです。
運良く本当に誰もいない超有名ワットを見学出来てラッキー、タイ観光の初心に戻ったshackinbabyです。

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