「ダブルツリーbyヒルトン上海浦東」を午後2時過ぎにチェックアウト。
低層階ながらせっかくスイートにしてもらえたのに(でも読者の方からこのホテルはヒルトンHオナーズのゴールド以上ならたいていスイートとお教えいただきました)、滞在時間は短いは、そのほとんどが外出しているはで、あまりそのスイートの良さを満喫は出来なかった気はしましたが・・・。
しかしたった624元+からのアップグレードですから嬉しくないはずはありません。
感謝<「ダブルツリーbyヒルトン上海浦東」。
で、僕の上海2泊目の宿泊は同じ浦東・陸家嘴地区にある「パークハイアット上海」です。
(こんな超高層ビル群の中にあり、「パークハイアット上海」も「上海上海環球金融中心」(Shanghai World Financial Center)という超高層ビルの79階~93階という世界でも一番高層に位置するホテルとなっています。見上げるだけで首が痛いほど)
(参考までに、少し古いかもしれませんが、世界の最高層ホテルというと
492m 「パークハイアット上海」(中国・上海)
490m 「ザ・リッツ・カールトン香港」(中国・香港)
442m 「ザ・セントレジス深?」(中国・深?)
438m 「フォーシーズンズ広州」(中国・広州)
420m 「グランドハイアット上海」(中国・上海)
355m 「JWマリオット・マルキス・ドバイ」(アラブ首長国連邦・ドバイ)
328m 「バイヨーク・スカイ・ホテル」(タイ・バンコク)
322m 「ブルジュ・アル・アラブ」(アラブ首長国連邦・ドバイ)
300m 「エミレーツ・タワーズ・ホテル」(アラブ首長国連邦・ドバイ)
261m 「グランド・リスボア・マカオ」(中国・マカオ)
と中国が圧倒的に強いです)
今回は大晦日を含む旅程というのに、旅行を決めたのが旅行の10日ほど前。
まずはフライトを抑えよう、上海はホテルはたくさんあるし、中国は基本旧正月を祝う国、いわゆる大晦日の宿泊は問題ないはず・・・と考えたのです。
(必要以上に高い天井、modernでstylishなエントランスですが、やや来るものを拒むようなexclusiveな雰囲気も)
(ベル・デスク、向かいにはバーがオープン準備中でした)
(うねうねと続くエレベーターまでの空間。これだけで用事のない人は怖気づいちゃう、ふるい落とされちゃいますね)
フライトが決まり、さぁ今度はホテルだといろいろな予約チャンネルを見てみると、第1希望の「ウォルドルフアストリア上海」、第2希望の「ザ・ペニンシュラ上海」、第3希望の「リッツカールトン上海浦東」、そのどれもに外灘のリバービューの部屋に空きがありません。
一部リバービューのスイートなら空いているところもありましたが、値段は相当に予想以上。
こういう外灘近くの観光的色彩の強いホテルは、中国とはいえ大晦日はやはり特別、値段も高くなっているし、混んでもいるようです。
ビジネス色の強い市中のホテルならかなり高級なところでも値段はほぼ通常通りの値段、しかもかなり空いています。
でも僕ら観光客はついつい上海に来ると、1泊は外灘の景色を見渡せるところに泊まりたくなってしまうもので・・・。
さぁ、どのホテルにしよう・・・。
かなり悩みました。
で、結局決めたのは「もう来年は泊まらない」と決めたハイアットの「パークハイアット上海」。
ここももうbund view(bund=外灘)の部屋の空きはなく、やや広めのpark deluxe kingが、事前決済の
The Places You Can exploreレートで、1室1泊2964元+(日本円で総額6万円くらい)が最低値段。
こんな高い値段のホテル、僕はめったに泊まりません。
しかも大晦日でなければ、値段はがくんと下がります。
あぁ、もったいない・・・。
でもここはハイアット、もしかしたら僕の我儘を聞いてもらえるかもしれないのわずかな望み(スケベ心?)にかけ、予約と同時にホテルにメールしてみます。
当日空きがあればbund viewの部屋にならないか、スイート・アップグレードは使えないか(日本の予約センターでは不可と言われましたが、時々現地に問い合わせるとOKなことがあるので)、レイト・チェックアウトは
大丈夫かなど・・・。
するとさすがはパークハイアット、約20分後には返事が来て、スイートは無理、でも部屋の件は了承、記録に残す、出来るだけ努力してみる、午後4時までのレイト・チェックアウトはもちろん大丈夫と。
そのメールに気を良くして、さぁどうなるでしょう、果たしてbund viewの部屋になるだろうかと期待に胸ふくらませて・・・(笑)。
エレベーターが停まるのは乗り込んだ1階と、レセプションのある87階、あとレストラン「100センチュリーアヴェニュー」のある91階の3フロアのみです。
揺れもせず、あっという間に87階に到着。
87階にはレセプションの他、レストラン(高級な「ダイニングルーム」、カジュアルな「パントリー」)やロビー・バーの「バー」、そしてラウンジの「リビングルーム」が・・・。
まずこれが一番エレベーターに近い「バー」。
昼間のバーも良い感じです、まだ営業はしてませんでしたが。
望遠鏡もあって、対岸の外灘を拡大してみることが出来ます。
これがレセプションの後ろ、そして窓際に位置するラウンジの「リビングルーム」。
ホテル内のそこここに飾られているこうしたコンテンポラリー・アートは、六本木ヒルズ内の「森美術館」の協力によるものだそうで、日本人アーティストの作品も多いとのことです。
外灘を望む巨大なガラス窓は良く磨かれていて、天気さえ良ければ、まさに上海!という素晴らしい景色が広がっています。
どんな高層建築も、ここからするとはるか下に見えますね。
このラウンジも含めて、ホテルのメイン・デザイナーはかのトニー・チー。
豪華さや高級感よりも、居心地の良さを追求したデザインだそうで、ホテルのテーマ「プライベート・レジデンス」に沿った作りといえるでしょうか。
ソファには麻を、壁には革をと、自然の温もりを生かした素材があちこちに見られます。
もう最近は外灘の花火はありませんが(あの将棋倒し事故は2年くらい前でしたかね、あれ以来中止となっています)、大晦日の夜を高価な91階のカウントダウンパーティーでより、ここなら安価にかつ静かに楽しめるかもしれない・・・。
でも残念ながら大晦日のこの日はホテル内すべてが特別、ここも完全予約制のセット・ディナー・オンリーとなるとのことです。
ここがレセプション・デスク。
174室のホテルとしてはこれで充分ですが、この日(大晦日)はここも特別、いつでも人が行列している感じでした。
コンシェルジュはエレベーター脇の個室のようになった別の所に常駐しています。
スタッフは女性、男性、共に英語に堪能で、とにかく親切心があります。
で、部屋の方は僕の事前リクエストが通った?
それが駄目だったんですよ、超残念、がっくり。
アップグレード無し。
本当に完全満室で、ホテル側も部屋繰りが大変だったようです。
「外灘は見えませんが、シティ&リバー・ビューの部屋でお許しいただけないでしょうか。
良いお部屋に出来なかったお詫びにワインを入れさせていただきます」
と・・・。
更には発音からしてオーストラリア人と思われるマネージャーからも挨拶とお詫びがあり、「今日だけはお許しいただきたい」とのこと。
あぁあ、高いホテル。
今までいろいろ工夫してなるべく安くホテルに泊まってきたのに、さすがに特別な日の10日前では、どうにもならないようです。
ま、今回はフライトが特典旅行、前泊のホテルが激安だったので、この値段も許すとしますか・・・。
ということで2泊目はホテルに関しては失敗しました(泣)。
(エレベーター、カードキーをセンサーに当てるタイプ。87階のエレベーターホール周辺にはスタッフがたいていいて、ボタンを押してくれたりattentiveです)
で、前述のマネージャー、実はその夜再開、ちょっとラッキーなことも起こり、その話はまた後で。
デザイン優先ら
しく、部屋番号や方向表示が分かりにくかったりの不満もありますが・・・。