春の韓国弾丸 (10) 「SOIGNE」はヤング向けファイン・ダイニング

スポンサーリンク

「盤浦」にある「SOIGNE」というレストラン。
アミューズだけでも6品出てきました。
実はここからは本当のコースの始まりなのです。
最初の皿はグリーン・サラダかサーモンかの選択(サーモンは+10000ウォン)。

各種グリーンの中にキクイモが・・・。
キクイモに含まれるイヌリンは消化によってオリゴ糖の一種キクイモオリゴ糖(イヌロオリゴ糖)となるので最近とても注目されている食材。
イモは上手く炊けているし、ソースもありきたりのドレッシングではなく味噌味も感じる独特のもの、悪くありません。
2皿めはトリュフカスタードとエスカルゴ。

緑は法蓮草、トリュフもトリュフがしっかり薫るし不味くはないのですが、エスカルゴがあまり生きていない感じです。
次も2種類からの選択、2色のカヴァテッリかジャガイモのニョッキ(ニョッキは+10000ウォン)かの・・・。

これはカヴァテッリ。
プーリア地方の名物パスタで、オレッキエッテより強くカールしてる感じのもの。
ロブスター・ソースが美味しく、チョリソや枝豆も良いアクセントです。
バーレー(大麦)のリゾットが続きます。
大蒜が効いて、予想よりはっきりした味、好きなタイプです。
そしてレモンのシャーベット。

いよいよメイン、4種類の中から選べます。
鶉とフォアグラ、韓牛タン(+10000ウォン)、韓牛1等級(+30000ウォン)、そして豚肉から。

僕が頼んだピンク色もきれいな豚ばら肉はとてつもなく柔らかく、付け合わせの春の訪れを感じさせる野菜と友に、これは美味しく食べられました。
ただ味はとてもインターナショナルな標準的美味しさ、欲を言えばもう少しこの店ならではの工夫・特徴があっても良いのかもしれません。
デザートも2種類からのチョイス。
「空から地上へ」というのと「チョコレートフォンダン」(+5000ウォン)。

このフォンダンも標準的な出来、ただこれらが僕の食べ具合に合わせて、本当に滞りなく出来立てが出てくる心地良さには、格別のものがあります。
最後にコーヒー・紅茶とプチフール。
もちろんこれにすべての料理説明と、合間合間の気楽な雑談(料理談義)付きです。
時々はシェフ自らからが説明とお運びをしてくれる時もあります。
英語の上手な、とても穏やかでフレンドリーな方。
まだ若そうなキッチン・チームがシェフを中心に、皆で料理を一皿一皿仕上げていくさまは、まるでレストランをテーマにした韓流ドラマのシーンを見ているかのよう。
実際皆さん、かなりハンサム揃いです。
カウンター席の裏にはこんなテーブル席。
更には8人まで座れる個室風なスペースもあり、客の用途に合わせて席も選べるようです。
多分日本初紹介となるレストランだと思いますが、ちょっとお洒落に、でも肩がこらずに美味しいものを食べたい時に、ここはなかなか考慮に値するレストランだと思いました。
料理の説明などすべて韓国語か英語なので、それが苦にならない人、特にお若い層にお薦めしたいレストランです。

タイトルとURLをコピーしました