春の韓国弾丸 (9) 「SOIGNE」というレストランは美味しい

スポンサーリンク

午後7時過ぎまで「コンラッド・ソウル」37階の「エグゼクティブ・ラウンジ」でゆっくりした後は、ディナーに・・・。
韓国料理?
いやいや、今回はもうちょっと韓国レストランの最先端が分かるようなところにしたいと思っています。
じゃあ、「JUNGSIK」?
ニューヨークとソウルに店のある、「アジアのベスト50レストラン」に韓国で唯一選ばれたあそこ?
(今年の3月3日の記事をご参照ください)

いやいや、もっとまだ日本人には知られてないところにしてみました。
「盤浦」(バンポ)にある「SOIGNE」というレストラン。
「ソワニエ」って響きにも意味にも惹かれました。

     soi・gne [swahn-yey; French swa-nyey]
          1. carefully or elegantly done, operated, or designed.
          2. well-groomed.


「盤浦」は「江南」(カンナム)の人気エリア、地下鉄の駅でいえば「高速ターミナル」の隣です。
ホテルのある「汝矣島」から地下鉄でも容易に行けますが、「汝矣島」から「盤浦」は遠くありません。
なのでまたもタクシーで・・・。
「盤浦」まで値段は9500ウォンでした。

その「盤浦」の夜の中に、実にひっそりこの「SOIGNE」はありました。
思わずハングル酔いしてしまいそうな表通りからちょっと奥まって、看板も隠れ屋風、まるで人目を避けるかのように・・・。
「知る人ぞ知る」感を出した、知らない人は絶対入ってこないレストラン。
やはりタクシーで来て良かった、「地下鉄+歩き」で来たら、なかなか見つからなかったかもしれません。
レセプションで名前を告げると、満面の笑みと流暢な英語で奥へ・・・。

中にはいろいろな席がありますが、メインはこのカウンター形式の席。
まるで牛丼の店みたい(笑}?

いえいえ、見た目こそ同じですが、オープンキッチンの最進化型、そう、まさにショーキッチン(show kitchen)とでもいうべき、料理人と客、そしてサービス陣が半径数メートルで濃密に接する、フレンチ・ベースのコンテンポラリー・キュイシーヌのレストランです。

     http://www.soigneseoul.com/soigne/index.html


この客席からのキッチンの近さ、とんでもなく近いです。
サービスも客の料理の進み具合いを見ながら実にパーソナルに・・・。
どの人も英語に堪能、ただ日本語ではここはちょっと無理みたいです。
グループの客にはグループ用の対応、僕のような一人客には積極的に話しかけてくれ、アップスケールな店には珍しい超フレンドリーな接遇、堅苦しさが全くありません。

でも「美味しいものを出すぞぉ」オーラはぷんぷんの店で、いわゆるファイン・ダイニングは敷居が高くてというヤング層のグルメにはうってつけの料理が次々に出てきます。

ランチもディナーもコース・オンリー(ディナーは85000ウォン)。
アミューズ+7コース+コーヒーとプチフール構成で、テーマは「the earth, and green」と・・・。
最初のアミューズだけでも5~6品は出てきます。
まず最初はグリルで焼いた葱と鰆。
葱の中には貝の塩辛が入っていて、赤いソースはコチュジャンのソースです。
ここはコリアン・フレーバーをことさら強調はしていませんが、やはりここは韓国ソウル、普通の西洋料理よりは僕は、これ嬉しいです。
パンはブドウパン、焼き立てが出てきます。
バターは有塩バターと無塩バター。

次はラディッシュ。
茹でたものを、塩、胡椒、チーズで食べます。
根元から先まで違う味と食感を楽しめます。
苦菜の天麩羅の下にはベーコンのピューレが敷いてあります。
次々にヴィジュアル的にインパクトのあるアミューズが出てきます。
この面白い形のグラスに入っているのは胡瓜ベース。
胡瓜、ピーマン、セロリをすりおろした中に、林檎のゼリーなどが入っています。
テーマ通りの料理が続きますが、今度はサザエ。
まだ、アミューズは続きます。
これはプラムか何かをチーズ系のソースで食べさせるものだったと思います。
どれも創造的なアミューズでヘルシー感一杯、見た目も独創的できれい、食べて美味しいと、まずまずのスタートでした。

タイトルとURLをコピーしました