本場のキムチを食べたかったから週末ソウル弾丸 (21) 「乙蜜台」で行列の出来る冷麺を

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明洞での怒涛の買い物の後、一部はEMSで送ってもらい、残りは僕ら夫婦二人で両手に持って・・・。
重かったぁ(笑)。
普段は行かない免税店も奥さんのリクエストでそれなりの時間滞在。
奥さんは広い免税店に欲しいものが全くなかったとのことですが、僕は欲しいもの発見!
前回の香港弾丸の時、「エルメネジルト某」のシルクとリネン混紡のサマー・ジャケットにすごく好みのものがあったけれど値段で諦めたという話を書きましたが、そのジャケットに、ここソウルで再会。
値段もセール中とのことで、香港より2割弱は安い感じ・・・。
で、思い切って大枚はたいて、そのジャケット、買っちゃいました。
清水の舞台から・・・です。
どういう訳か袖なども全く直さずにすべてがジャスト・フィット、これは出会いだと思ってそれ以来そんな良い服着なくてもいい時にも着ちゃってます。
もちろん、免税品は金浦空港で受け取りです。

さぁ、そろそろ時間。
遅めの昼をどこかで食べて、ホテルまで戻りましょう。
チェックアウトは午後4時の約束です。
奥さんに「何食べたい?」と聞くと、彼女しばらく考えて「冷麺なんかは?」。
う~~ん、冷麺ね・・・。
僕の頭の引き出しとこんなこともあろうかと書き留めておいたグルメ情報の中から「乙蜜台」(ウルミルデ、???)という店を思いつきました。
ホテルのすぐ近く、橋を渡ればもう「コンラッド・ソウル」という麻浦(マポ)という地区にある冷麺(ネンミョン)の老舗です。
人によっては韓国一の冷麺との噂も・・・。

創業は1971年、店名が漢字で書かれているところに、何か歴史を感じます。
「乙蜜台」というのはもともと平壌の慶尚洞にある朝鮮時代の楼亭のことだそうで、北朝鮮の国宝なんだとか・・・。
だからというかここの冷麺は平壌スタイルで、そば粉が多めに入った噛み切りやすいタイプの麺ということです。

この写真、時間にして午後2時前くらいのもの、それでこの行列の長さです。
すごい人気店のよう。
もちろん僕らも行列に並びますが、我が同胞は全くいないようです。
店は増築に増築を重ねたような作り、ある本によると3つの建物が合体してるとの記述もありました。
総キャパシティはかなりあるようで、行列の割にはそれほど待ちません。
入口で席に案内してくれるオバさんは、僕らが外国人とみるや、身振り手振りで結構親切。
嫌な思いは全くしませんでした。
写真付きのメニューもあるので、オーダーは指さしでOK。
まずは薬缶に入った少しだけ味の付いた温かい牛骨スープが出てきます。
これが結構美味しい。
そしてキムチ、薬味の類も運ばれてきます。
キムチは前日食べた「ウォンハルモニ・ポッサム」のキムチとはまた違うあっさり味のキムチですが、悪くありません。
そして冷麺(平壌式冷麺ですが、メニューには水冷麺、ムルレンミョンとあります)!
わっ、しゃりっしゃりの半凍り状態の牛骨出汁スープに、平壌スタイルにしてはつるつるっと弾力のある麺。
これは美味~い!
最初は薄いと思うスープも喉越しの良い麺も、どんどん美味しく感じるようになります。
曇り空とはいえ、32度を超す明洞を歩き回った僕らのクールダウンには最高の冷麺でした。
冷麺の他には、外で待っている間にぽつぽつ降り出してきた雨にちなんでピンデトックを・・・。
緑豆のチジミです。
この記事を書くにあたってネットを見てみたら、これはノットゥジョンと書いてありました。
僕にはピンデトックに見えましたが、正式にはノットゥジョンという料理名なのかもしれません。
韓国料理のお詳しい方、この辺お分かりでしたらご教示ください。
で、何で雨が降るとピンデトック?
聞くところによるとピンデトックを焼く音が雨だれに似ているからとか、雨の梅雨の時期、特に遅い夜などにはピンデトックとマッコリが韓国の人は恋しくなるんだそうです。

値段はやや高めで、冷麺は10000ウォン、ピンデトックは9000ウォン。
僕らが食べ終えても、外(路地の方)にはまだこの行列。
ま、日曜日だったということもあるのでしょうが、とにかくすごい人気の店でした。

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