福臨門酒家

スポンサーリンク

福臨門酒家、正式に言えば「福臨門魚翅海鮮酒家」は、多分日本で一番名前の知られている中華料理屋でしょう。
もちろん香港のお店ですが、今や香港に2店舗、中国に2店舗、わが日本には4店舗と、日本での展開の方が活発に見えるレストランです。
この日は珍しくうちの奥さんのほうから「福臨門のランチに行ってみたいんだけど・・・」と話がありました。
何でも奥さん同士の会話の中で、大分評判だったのだそうです。

僕らが行った福臨門の銀座店は、高級ブランド店の立ち並ぶ並木通りにあります。
もうエントランスからして豪華~~~って感じのビル(ロイヤルクリスタル銀座)の7階にあります。
(6階は焼肉の「叙々苑」です)
以前の場所から、ここに移ってもう3年以上がたつそうです。

とても中華料理店とは思えない、エレガントな空間ですね。
写真も向かって左側は一面の窓ですが、見えるのは当然お隣のビル。
ただこの窓のおかげで、昼間はとても明るい感じになります。
(この空間の四隅に、東京、大阪、上海などの名前のついた個室があります)
サービスは昔からいる林さんを中心に、まずぬかりはありません。
適度に礼儀正しく、適度に砕けた会話も入れて・・・。
食器は、ご覧の通りロイヤル・コペンハーゲンで統一されています。

まず前菜3種盛り。

もう焼き物の一口目から、香港の味が広がります。
コックは絶対日本人ではないでしょう。
良い意味で、出だしから本物の広東料理が味わうことができます。
次はフカヒレ入りスープ餃子。

これも文句なし。
上湯がさすがに素晴らしい出来です。
点心は、定番ものとシェフのお勧めの十数種類から、4品を選びます。
奥さんの趣味で、ほとんどが定番もの。
僕はもう少し冒険してみたかったのですが・・・。
1品ごとに取り皿も変えてくれるサービス振りもさすが。
次の皿を出すタイミングも香港と店と違って考え抜かれています。
日本人を良く知っています。
決して蒸篭が一度に出てくるようなことはありません。
この韮餃子の韮、美味しかったです。
次はメイン、北京ダックか金鶏の姿揚げから選べます。

ここはこの店のスペシャリティー、後者を選びます。
もう何度も食べているからでしょうか、最初の時の感激はありませんが、味わい深い鶏肉は最高の揚げ方と相まってなかなかのものです。
レモンとウスター・ソースが抜群に合います。
そして炒め物、海老とアスパラガス・中国オリーブの実炒めです。

材料が新鮮で良いものなのは当然ですが、ここでの決め手は松の実に似た中国オリーブというものでしょう。
食事の締めは骨付き豚バラ肉の黒豆味噌うどん。

これも日本人シェフは作らない、香港直球の味でした。
最後にデザートはこれらの中から。
でもデザートは残念ながら平均的、香港スイーツの本物の美味しさの足元にも寄れてません。
このコ-スで7350円、でも林さんに進められて入会することにした福臨門のカード(入会費無料、全店で使える)のおかげで、今回から5%の割引でした。
ランチにしては相当高いものでしたが、うちの奥さんの満ち足りた顔を見ていると、この店、ディナーは相当気合を入れないと無理なものの、ランチなら「あり」?そんな気がしました。

タイトルとURLをコピーしました