薫風好天@ホノルル (17) バリ・バイ・ザ・シー

スポンサーリンク

食いしん坊の僕ら、何もしない旅行と言いながら、「食べること」だけは頑張ってきました(笑)。
ロコモコやアボカド・バーガーからこんなファイン・ダイニングまで、です。
前回のファイン・ダイニング体験は「シェフ・マブロ」(Chef Mavro)、今回はこのヒルトン・ホテル内にある「バリ・バイ・ザ・シー」(Bali by the Sea)と、その翌日行った「アラン・ウォンズ」(Alan Wong’s)でで、共に最高級のハワイアン・リージョナル・キュジーヌを楽しんできました。

ここはディナーのみの営業。
場所はレインボウ・タワーの2階、上級メンバー用のVIPテラスの隣です。
とても人気の高いレストランらしく、宿泊者でも良い席は取りにくいとのこと、当日予約では無理かと思いましたが、とりあえずアリイ・タワーのコンシェルジュから予約を入れてもらい、更に自分でもTELを入れて「なるべく良い席を」とプッシュ、そしてしつこいかと思いましたが(笑)、夕方5時半の開店に向けて準備中の店にも出向きマネージャーの女性に直接交渉、何と窓際の良席をゲットできました。
(もちろん多少の要チップと思い彼女に渡そうとしましたが、そのマネージャーは受け取りませんでした)
ここでもまた自分の希望をストレートに言うことは必要、そのための英語力は本当に大切だと、改めて思いました。
店内は意外に広く、色々なタイプの席がありますが、奥にはこうした個室もありました。

レセプションから席への案内、テーブル上のデコレーションやカトラリーはいかにもファイン・ダイニング。
ウェイター・ウェイトレスの怪しい日本語を駆使しながらの接遇も、多少カジュアルながら、他のヒルトンのレストラン群とは一線を画するものです。

アミューズに続いて、アヒのポキです。
ハワイでとてもポピュラーな料理で、アヒは鮪(まぐろ)のこと、ポキは小さくカットするという意味。
つまり簡単に言えば、ブツ切りにしたマグロを醤油、ごま油、塩で和えて味をなじませたものです。
(「ポキ」は英語ではpoke、よく外人さんがポケモン(Pokemon)を「ポキモン」って発音するでしょ、あれと同じ発音ですね)

ハワイのレストランらしくポーションは大きいですが、さすがファイン・レストランのポキ、マウイ・オニオンやアボカドも入れて、スパイシーなアイオリ・ソースでまとめてあります。
次の皿はゴート・チーズとエスカルゴのシュトルーデル。
シュトルーデルといってもお菓子ばかりじゃないですよ。
マッシュルームなどの入ったポルトワインのラグーも美味しかったです。
外は段々暮れていきます。
決して大きな窓ではありませんが、目線の位置で大きく視界が開けるように出来ています。
トーチにも火が点されます。

メインはスナッパー(鯛)です。
安いシーフード・レストランだとスナッパーと言っても、ティラピアとかレッド・シー・ブリームなんて「もどき」の魚が出てきちゃいますが(笑)、ここでは正真正銘のスナッパー、それも良いところの厚切りの切り身です。
クリーミーなジャガイモのピューレ、ほうれん草、ハニーローステッド・ベーコンなどと一緒に、軽いバター・ソースでまとめています。
どの皿もソースをパンにつけて食べるほどでしたから、まずまずのお味です。

外はますます暮れてきて、すごい良いムード。
これは一人US75++のテイスティング・メニューというコース、デザートはアメリカではお馴染みのChocolate lava flow です。
分かりやすく言うと、日本で言うフォンダン・ショコラです。
ファイン・レストランらしく凝ったディスプレイで登場、ウェイターがチョコレートのドームに暖かいチョコレート・ソースを掛けると、みるみるドームが崩れ始めて、中から・・・と言う仕掛け。
チョコレートが濃厚。
量もたっぷりあるので、うちの奥さんなどは半分でギブアップでした。
コーヒーの後に、「サプライズ・デザート」としてもう一つのスイーツが運ばれてきます。
(でも「サプライズ」とは言うものの、どの席にも運ばれていました、笑)
ダイアモンド・ヘッドを模ったチョコレートの山の上に、チョコレートが乗っています。
もうこの頃にはレストラン内は相当照明が落とされているので、写真写りが良くありませんが、周囲にはドライアイスがモクモク・・・というデザートでした。
時間にして2時間以上、なかなか楽しめた
ディナーだったと言えます。
日本ならもう少し値段も張るでしょう。
お腹一杯、とても満ち足りた満足感で、今日のこの良い席をアサインしてくれたマネージャーにもう一度挨拶して、部屋に。
ホテル内レストランでの食事の良いところはこれですね・・・すぐ部屋に戻れる、ベッドに倒れこめる(笑)。

タイトルとURLをコピーしました