金沢を散策

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蓄音器館の隣、菓子文化会館を裏に。
泉鏡花記念館から裏の通りに出ると、こんな古そうな建物がありました。
伝統的な町屋建築ということになるのでしょうか?
ガイドさんとかを付けずに散策したので、その辺は不明です。

その隣は神社です。
ひなびた赤い鳥居が良い感じ出しているので、思わずパチリ。
ここには写っていませんが、隣にめちゃくちゃ大きい欅の木がありました。
↓、変な坂道でしょ?
実はこの神社エリアからこの坂を降りると、そこは花街。
行灯に火がともるころになると、当時の遊び人は胸をわくわくさせてこの坂を下りたそうです。
降りた左側は、見番。
本当に三味線の練習の音が聞こえていました。

坂を抜けると、そこは藩政時代から金沢の代表的な茶屋街の一つだった主計(かずえ)町。
料亭の木格子に当時の面影をしのぶことができます。
浅野大橋から、そのあたりを一枚。

橋の先、いざ東茶屋街に入ろうとすると、この建物が・・・。
かなり古そうなお家。
伝統的な作りのようです。
この3階建てのお家も、古そうですし、伝統的な町家のように見えます。
「コールドパーマ」の文字がレトロです。
景観保存地区なので、わざと昔のままにしてあるのでしょう。
いよいよ東茶屋街に入ります。
このひがし茶屋街は1820年(文政のころ)に加賀藩がお茶屋を集めて町にしたものだそうです。
紅殻格子が情緒十分です。

でも、今は料金を取って昔の建築を見せるところ、和風小物を売るお店、甘味どころ、居酒屋風なところ・・・・本当の「お茶屋さん」はほとんどなさそうです。
どういうわけか、僕らが行ったときはほとんど人が歩いていませんでした。
ラッキー?
もう少し夕方になって、雪洞に火が入るころになれば、また違った雰囲気になりそうですね。

一本隣の通りに入ると、これまたこんなレトロな店が。
食料品屋さんですが、商品のディスプレイなど雰囲気出ています。

場所を変えて、長町武家屋敷あとへ。
冬らしく、金沢名物の「こも」がかけられています。

どのお家も今は普通の住居だそうですが、いやいや松など木のすばらしいこと、さすが武家屋敷「跡」です。
向かって左のお宅が、金沢にたくさんのホテルを持つAPAホテルの社長さんのお家だそうです。

いい散歩コースでした。
ちゃんとしたガイドさんと一緒に歩けばもっと知識が得られたのでしょうが・・・・団体行動が嫌いなもので・・・・。

兼六園

日本三大庭園という「兼六園」も、金沢ビギナーには絶対はずせないスポットだと思いましたので、時間を割いてみました。
建築学上は、林泉廻遊式大庭園というらしい・・・そして、もともと金沢城の外郭として城に属した庭だった・・・・などの知識を、近くにいたガイドさんの説明から盗み聞きしました(笑)。
いくつもある池のうちでも入り口の桂坂に一番近いのが、この「霞が池」。
奥に「内橋亭」も見えるこの位置は、観光客ほぼ全員が思わずカメラを取り出してしまっています。

いたるところに冬の金沢の風物詩、雪吊りが見えます。
その端正なフォルムは、もうアートの域ですね。
どこを向いても気になります。


日本最古の噴水だそうです。
事前の水圧で3.5メートルほど吹き上げ、文久元年からかれたことがないそうです(またしても、ガイドさんの盗み聞き)。

「ぼけ」の花でしょうか、きれいに咲いていました。
外国からのお客さんも多く、さすがに「日本三大庭園」だなって感じでした。

 

おみやげ

金沢は和菓子の町、どこに行っても「和菓子」だらけです(笑)。
留守番役のオフクロさんには定番中の定番、中田屋の「きんつば」を買いました。
ふつうの「きんつば」とうぐいすのセット、それに季節ものの栗です。

さらっとした甘さには微妙な塩加減が効いているのでしょうか、ふっくらした大納言と薄皮のしっとり感、日本人には永遠に愛される和菓子であることは間違いないと改めて思いました。

写真はありませんが、七尾の昆布やさん「しら井」の金沢店も茶屋街の入り口近くにあるので、お正月用の買出しもしました。
ここの昆布巻き(牛肉牛蒡とか真鱈真子)は我が家の大好物。
太白おぼろ昆布、鰊(にしん)の飴だき・・・・結構な買い物をしてしまいました。
きのうはさっそく「にしんそば」でいただいちゃいました。
この店、名店です。

長町武家屋敷界隈を散策しているとき、大きく一文字だけ「ふ」と書かれた看板が目に入ってきました。
何か気になってお店をのぞくと「茶庵」という加賀麩の店でした。

「麩万寿」という麩饅頭が一押しとのことで、これもお土産に。
笹の良い香りに、上品な甘さが良くマッチしたお菓子でした。

金沢駅前のファッションビル「フォーラス」の1階に入っている「モチクリーム」の行列はかなりすごかったです。
コクのある特製クリームと、フルーツなど24種類の餡を、秘伝の(そう宣伝に書いてありました)薄い餅で包んだ新感覚のジャパニーズ・スイーツの店。
ほかにチェーン展開しているのでしょうか?

中身(「餡」)はフルーツなどより、黄な粉などのほうが相性は良いです。
持ち帰り時間を聞いてくれて、それに合った硬さの「モチクリーム」を出してくれます。
ディスプレイもキレイです。

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