街は早くもクリスマス一色@シンガポール (7) 「ジム・トンプソン」でランチ

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オーチャード通りをいろいろ摘まみながらぶらぶら歩きした後、ランチを取りにデンプシー・ヒルのタイ料理店「ジム・トンプソン」に・・・。
周囲には教会くらいしか目ぼしい建物はなく、緑も豊かでとてもな静かな素晴らしいロケーションにたたずむこのレストランは、 旧英国植民地時代の兵舎を改装したもの。
何とも趣あるコロニアルな建物です。

でも何でシンガポールに旅行しているのに、タイ料理を?
実はこのシンガポールの「ジム・トンプソン」(もちろんタイのあの「ジム・トンプソン」です)、この12月でリノベーションの為クローズしてしまうと聞いたからなのです。
このレストランが出来て約8年、何度も一度は来ようと思っていたのですが、なかなかそれがかなわず、今回ラスト・チャンスかもと思いやっと・・・。

小さなリノベーションならこの雰囲気も多少は残されるでしょうが、リロケーションなどとなったら、もうこの雰囲気にはお目に掛かれない。
今回のリノベーションというかクローズはもしかすると地下鉄工事の故かもしれません。
すぐ近くにあるシンガポール植物園(ボタニカルガーデン)まで地下鉄の建設が発表されていますから・・・。

ということで、ここに来た僕の主な目的は建物(インテリア)体験、料理は2の次ってことなんです。
だってタイ料理はいくら「ジム・トンプソン」でも、タイで食べた方が美味しいし本格的でしょうからね。

いや~、それにしても良い作り・雰囲気ですよ、このインテリアも。
高い天井に、コロニアルと英国、タイがミックスされたこの空間は、もしリニューアル・リロケーションされてしまうとしたら、これは惜しいですね。

タイにある「ジム・トンプソン」レストランより視覚的には、ここシンガポールの方が質感が上。

スタッフは英語がネイティブ・クラスなものの、生粋のタイ人たちのよう。
彼女たち同士の会話はタイ語でしているようです。

メニューはドリンク・リストも幅広いし、料理メニューもいろいろ載っています。
ただし僕は1人でのランチ、そうなるとどうしても2種類あるセット・メニューからの選択に・・・。
レモングラス・ジュース付きの4コースで共に32シンガポールドル++。
どちらのコースもタイ料理入門用といった超ポピュラーなメニュー構成なので、そういう意味では面白くはありません。
ウェイトレスは「辛さはいかがいたしますか?」と聞いてくれるので、moderate hot’n spicyにと・・・。

まずスープはトムヤムクン(もう一つのコースはトムカーガイでした)。
レモングラス、バイマックルー(コブミカンの葉)、プリッキーヌ、カー(タイ生姜)、フクロ茸など材料はタイそのままで、タイの名店よりは「こく」がやや足りない感じはしましたが、量もあって、全体としては合格点か。
高級店らしく大きな海老がごろごろと・・・。
メインが2品、ジャスミン・ライスと共に出てきます。

まずこれはクン・パッポン・カリー。
そう、ここではプー(蟹)じゃなくて、クン(海老)で作られています。
これは旨い、卵使いも上手だし味もしっかりしていて、ご飯が進みます。
ただしここでも海老、海老、海老・・・。
美味しいものの、海老多過ぎです(贅沢言うな?)。
もう1品はゲーン・キョワン・ガイ(グリーンカレー)。

標準的な出来で日本で食べれば〇、タイで食べれば〇’といったところでしょうか。
席がだんだん埋まってくると、こんなオネーさんがひらひらとテーブルの間を舞い踊ってくれます。

デザートはシンプルにココナツのアイスクリーム。
あぁ、クローズする前にここに来られて良かった・・・。
タイ人スタッフのサービスも丁寧なもので、本当に気持ち良い時間を過ごせました。

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