阿倍野グルメ (2) あべとん

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「大阪マリオット都ホテル」に滞在中、その周囲で食べたものを書いています。
ホテルのコンシェルジュのところには、ホテル周囲のレストランを紹介した「おすすめレストラン」というパンフレットが用意されています。

ジャンル別に、分かりやすい地図も付いています。
僕らが大阪らしいと思う食べ物、例えばたこ焼きには「山ちゃん2号店」、「明石焼き・たこ八」が、串カツには「串の坊」、「でんがな」、「太郎」、「づづっ」などがリスティングされ、お好み焼きには「あべとん」、「ゆかり」、「ぼてじゅう」、「風月」、「はやし」、「京ちゃばな」がお奨めとされていました。
そんな中から僕が選んだのが、一番ローカルっぽい店かなと感じたお好み焼きの「あべとん」。

     http://www.avetika-abeton.com/

「あべちか」という地下街にある昭和45年(1970年)に開業、「元祖モダン焼き・ネギ焼き」をうたう歴史ある店です。

場所的には天王寺周辺の地下街の中でもかなりディープなところに位置しています。
だって「街娼追放!売春・買春この目が許さない 巡回中」なんてポスターまで貼ってあるところですから。
東京の地下街じゃそんなの絶対見ないですよね。

店はかなりな活気、夕方前という一日で一番空いてそうな時間にもかかわらずほぼ満席、時には店の前に入店待ちの列が出来るほどです。
カウンターとテーブル。

僕が座ったカウンターからは、次々に入る注文にひと時も手を休めることなくただひたすら焼き続けるスタッフの奮闘ぶり(?)をよ~く見ることが出来ます。
この店の人気ベスト3はすじコンねぎ焼、あべとんミックス(とん・いか・えび・タコ+ほたてorかき入)、ミックスモダンだそうですが、僕はねぎモダンを・・・。

お好み焼きをベースに味付けした焼きそばをのせるスタイルで、これが広島のモダン焼きとは違う大阪風モダン焼き(の元祖?)のようです。
お好み焼きに太麺の焼きそばが挟まれて、全体にもちもち・ふわふわ感があり、甘辛い濃厚なソースがたっぷり、上にはかつおぶしが踊っています。

印象としては「こてこて」という感じ、きっとこれが大阪の標準の味なんだろうと思います。
沢山食べるとくどくなりそうですが、食べたい時に食べると、これはこれで「あぁ、大阪にいるなぁ」を感じて、良いものでしたよ。
なお店内は昼間というのにアルコールの注文が頻繁、どの人のドリンクもたいていアルコールという感じでした。
ご馳走様ぁ。

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