憧れの（？）花巻は「マルカン百貨店」５階の「大展望大食堂」にやってきました。
http://www.marukan-group.jp/live/department/6f.html
食券を買うと、５００席ははるかに超えるであろう巨大スペースの好きなところに陣取ります。
窓からは花巻の町が一望。
でも特別何という名所や絶景が見えるわけではありません。
見えるのは単なる田舎町の屋根だけ（失礼！）です。
テーブルの上のセッティングは学食のような感じ。
テーブルにはすべて番号が付いていて・・・
注文を受けてからの席の変更は禁止だそうです。
席に座るやすぐに食券を取りに来るオバちゃん。
「ソフトはどうします？食後に食べるなら、食べる時に食券を出してください」と。
僕は食前にソフトクリームでも良かったので、ソフトクリーム（１７０円）とナポリカツ（６５０円）、両方の食券を同時に出します。
すると、出てきました、名物ソフトクリーム！
やったぁ、期待通りだ（笑）。
この大きさ、この高さ、すご～い！
どのくらい背が高いか分かるように隣に割り箸を立ててみました。
食べてみます。
かなり固いですが（ソフトクリームじゃなくて、ハードクリームみたい、笑）、全体の硬さに比べて舌触りは滑らかでかすかにバニラの香り、あっさりした味で、これは味も悪くない・・・。
しかもたったの１７０円。
もうどのテーブルにも、これがニョキニョキ並んでいます。
そして花巻流の食べ方はこれを箸で食べるんだそうです。
もちろん僕も箸でぱくぱく。
中はこんな風に空洞に・・・。
噂によるとこのソフトクリームを作るには相当な熟練が必要で、ここにはこれ専門の人がいて、朝から晩までこれ専門で作っているんだそうです。
確かにこれ作るのは、技術が要りそうですものね。
ソフトクリームが食べ終わる頃来たのがナポリカツなるもの。
ここでは（あんかけスタイルの）「マルカン・ラーメン」と並んで人気のメニューなんだそうです。
要はスパゲッティ・ナポリタンにとんかつを合わせたもの。
これまた実にＢ級な、良くいえば昭和の時代の庶民のスパゲッティ、悪くいうとちょっと下品な味。
ヴォリュームだけはすごくて大盛り、カツも肉は薄く、最近の基準では美味しい方には入らない感じ。
でも良いんです。
僕はここに味を求めてきたわけではなく、過ぎ去りし昭和のノスタルジーを求めにきたのですから。
そういう意味では、ここはやっぱり噂通りすごいところでした。
おまけ。
食後、今度は一関に移動するために新幹線「新花巻駅」まで行きたい、でもどこからタクシーに乗ったらよいか分かりません。
通常はタクシーがいるはずと聞いていたデパート前は、この日は歩行者天国になっていて、屋台が立ち並び、タクシーのタの字も見えません。
１フロアにレジが１台、そこに１人しかいないデパートの店員に聞いてみると、何と彼女、超親切にも「近いのでご案内します」とレジを放り出して（代わりの人はいない、レジは空に）、歩いて数分の町中のタクシー会社まで僕を案内してくれたのです。
親切～～。
有難うございました<あの時の店員さん＠「マルカン百貨店」。
