1週間でこんなに出来る (65) 「グラン・サブロン」のショコラティエ

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僕のブリュッセル街歩き、「プチ・サブロン」から「グラン・サブロン」に入っていきます。
リネン製品の専門店「ザ・リネン・ハウス」(THE LINEN HOUSE)に寄ったり、あてにしていたショコラティエ「パッション・ショコラ」(PASSION CHOCOLAT)が閉まっているのにがっかりしたりと、でも歩をこの日の目的である世界で一番美しい広場と言われている「グラン・プラス」の方向に向けて・・・。
この「グラン・サブロン広場」界隈は、チョコレート天国ベルギーの中でも一番ショコラティエの競争の熾烈なところ、100メートル四方位の狭い地域に世界的に名の通ったショップがひしめき合っているのです。
そんな中でも一番人気は日本でもお馴染みの「ヴィタメール」(VITTAMER)でしょうか。
ショップの方も、カフェの方も大人気、特にこの日は暑い日だったのでチョコレートよりもアイスクリームなどを食べる人で大混雑。

「ヴィタメール」のカフェは日本にないので(除、一部のイートイン・スペース)、さっきの「ル・パン・コティディアン」のデザートは絶対ここでと、早速テントの下に陣取りましたが、サービスは結構遅めでした。
僕の注文は「MERINGUE GLACEE」というもの、そう、ここのメニューにはフランス語しか書かれていないのです。
英語メニューはないと・・・。
ウェイターやウェイトレスは数か国語を使い分けて対応しているのに、メニューに英語表記がないとは・・・と僕は文句たらたら(笑)。
もちろん、このアイスクリーム・ケーキそのものは大変に美味しく(10.5ユーロ)、さすが王室御用達だけあるショップのもの。
暑かったこともあって、アイスクリームが最高に旨く感じました!
待っただけのことはある・・・。
店の奥もここは本当にどこもきれいに作られていて、トイレに行く途中の「ヴィタメール」の歴代のオウナーや店の写真など実に興味深いものでした。

この店について少し薀蓄を垂れておくと、ここの創業は1910年のブリュッセル。
「選び抜かれた最高の素材で仕上げた美味しさを目の届く範囲だけに届けたい」という創業者、アンリ・ヴィタメールの言葉どおり、創業から80年間、何とこの「グラン・サブロン」のこの店のみでやってきたそうです。
1990年の日本進出によって僕らにもすっかり有名になったこの「ヴィタメール」ですが、日本以外は他のどの国にも進出していないという何ともレアなブランド。
現在でもベルギー国内ではこの1店舗だけで、だから僕はどうしてもここで食べておきたかったのです。
で、見回すと辺りはショコラティエの看板だらけ、「ゴディヴァ」(GODIVA)、「ノイハウス」(NEUHAUS)・・・。
写真には写っていませんが「レオニダス」(LEONIDAS)だってすぐそこです。
そしてこのエリアほぼ中央に堂々と店を構えるのが「ピエール・マルコリーニ」(PIERRE MARCOLINE)。
中はまるで宝石店のよう、高級感に溢れまくりです。
さすがの僕も、日本には店があっても、こんなに暑い日でも、ここのチョコレートだけはちゃんと買いました。
3.5ユーロ出して保冷袋も付けてもらいます。
店員は英語も上手、そしてチョコレートに関して実によく知っているので、うちの奥さんが大好きなベネズエラ系のダーク・チョコレートの特製アソート・ボックスを作ってもらい、リボンもかけてもらいました。
(でもこのブランドを買うのなら、ユーロスターのブリュッセル駅構内にもショップがあるので、ブリュッセルを出る時の購入でも十分です)
チョコレート漬けの「グラン・サブロン」から後は地図を片手に「グラン・プラス」方向へ・・・。
方向を見失いそうになったら、歩いている人に聞くと、最低でも指さしで道を教えてくれます。
皆さん、かなり親切です。
そして「グラン・プラス」へ。
ここはブリュッセル一の観光スポット。
又もショコラティエが次々に出てきます。
ここは「ラ・メゾン・デ・メートル・ショコラティエ・ベルジュ」(LA MAISON DES MAITRES CHOCOLATIERS BELGES)という店。

チョコレートのセレクト・ショップのようなお店で、伝統的なベルギーのチョコレート製法を守っている10軒のショコラティエが集まってのチョコレート専門店。
気さくな店員が2個も試食させてくれたので(笑)、ここでもアソートのボックスを購入。
写真には写っていませんが王室御用達のショコラティエ「ガレー」(GALLER)もすぐ近所です。
ちなみに現在ベルギー王室御用達のショコラティエは「ヴィタメール」、「ゴディヴァ」、「ノイハウス」、「ガレー」、「メリー」(MARY)、そして「ヴァンデンター」(VAN DENDER)の6軒。
僕の一番のお奨めは「メリー」、もちろん日本の「メリー・チョコレート」とは別ですよ。
(後で詳しく触れます)
さて、ここまで来ると僕の今回のブリュッセル訪問の目的のフラワー・カーペットはもう目の前。
この「グラン・プラス」という広場が、2年に一度、5日間だけ、花で埋め尽くされるのです。
これがすべて花、僕の写真ではその魅力を十分伝えきれませんが、次回もう少し詳しくこのフラワーカーペットの様子を・・・。

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