2年に1度の「フラワーカーペット」を開催中のブリュッセル「グラン・プラス」。
ここはこの「フラワーカーペット」がなくても、まさにブリュッセルの中心、ブリュッセルの臍。
一周するのに5分もかからない、「グラン・プラス=大広場」という名にしては小さな広場ですが、緻密な装飾の建物に囲まれた本当に美しい所。
ここを「世界で一番美しい広場」と言ったのは彼のヴィクトル・ユゴー、ジャン・コクトーはここを「豊穣なる劇場」と表現したとかも聞きました。
これは、周囲を取り囲む建物のうち「ギルドハウス」と呼ばれているもの。
ヨーロッパの商工業者の間で相互扶助を目的に結成された同業者組合(ギルド)の建物。
ズームしてみると、それぞれのギルドを象徴する紋章などがよ~く見えます。
上の写真の屋根にご注目。
左から黄金のフェニックスがあるのは射手の家、地球儀のあるのは樽屋の家、右側のは油屋の守護神が飾られているんだそうです。
この超拡大はパン屋のもの。
スペイン王シャルル2世の胸像だそうです。
次の建物は「王の家」。
でも実際に王様が住んだことはないとのこと。
そしてこれが広場で一番有名な「市庁舎」の建物。
中にはブリュッセルの観光案内所があったり、今回はお金を払って(5ユーロ)バルコニーまで上がり、高い所からフラワーカーペットの全体を見下ろしたりしました。
「市庁舎」の塔の一番上には金ピカの守護天使が・・・。
ドラゴンを退治するポーズだそうです、これ。
もう少しズームして写真撮れば分りやすかったですかね。
今度はビールや肉屋のギルドハウスの下にある「セルクラースの像」を・・・。
セルクラースはブリュッセルの英雄、彼の像の右手に触ると幸運が訪れると言われていて、像を撫でる人でここは大行列。
彼の右手は撫でられ過ぎでもうピッピカです。
フラワーカーペット開催中は普段の10倍の人出だそうですが、心地良い人の混み方で、押し合いへし合いではないのが実に心地良かったです。