26時間の「北京」弾丸旅行 (9) 天壇公園

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マッサージの後ホテルに帰った僕は、風呂にも入らずバタンQ(もう「死語」か?)。
翌朝は北京にしては珍しく青空も覗く絶好の観光日和。
もう今日の午後3時には日本に帰るのですから、この朝からの数時間が北京観光のし時です。
どこに行きましょう。
紫禁城?
行ったことがあります。
万里の長城?
遠すぎます。
で、実際に行ったのは、ここ天壇公園というところです。
「天壇」はティアンタンと発音し、比較的通じやすい中国語です。
タクシーのドライバーも観光客然とした僕が「ティアンタン」と言いかけただけで、すぐ分かってくれました。

ここ天壇公園は、1998年に世界遺産に指定された、北京市崇文区の西南にある中国最大の祭祀建築物です。
説明書によると、明、清時代の天の子である天子皇帝が、天の天帝に五穀豊穣を祈願した最も重要な場所ということです。

入場見学料は30元。
(入るだけなら10元でした)
園内には明の永楽18年(1420)に建てられ、清時代に拡大された建築物があります。
中国には故宮(紫禁城)を中心に月・日・地・天檀があり、世界遺産のこの天檀公園には祈念殿、皇穹宇、圜丘壇、皇乾殿などの建物や庭園が残されています。
公園に入ると園内の庭園や回廊で市民が思い思いのグループで太極拳をしたり、音楽を奏でたり、歌ったり、踊ったり、囲碁を楽しんだり、それぞれのスタイルで時を楽しんでいます。
(一番下の写真、参照)
でも僕ら観光客が一番惹かれるのは、この釘一本使われていないという祈念殿の凛とした美しさです。

いや~~、どこからどう見ても美しい建物です。

ここまで来るには10元ではなくて30元払わなくてはいけませんから、ここに来るのはすべて観光客です。

だからこの祈念殿の周りはとても静か、何か心が洗われるような優雅でいて毅然とした建物です。
かつての中国皇帝の祭祀の場は、紫禁城の4倍以上と言われる超広大な土地のあちこちで、北京市民の憩いの場となっていました。
早春とはいえ、まだ風が頬に当たると少し冷た北京の朝、とても良い散歩、目の保養をさせてもらいました。

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