26時間の香港 (3) 倫敦大酒楼

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「W香港」の部屋の中を紹介・・・を期待されたでしょう?
ごめんなさい、ちょっと「勿体を付け」させていただいて(笑)、その前に香港1食目を報告させてください。
本当はホテルの「ザ・キッチン」での朝食がレートに含まれていたようですが、ここは香港、それも今晩にはもう日本に帰ってしまうのですから、一度は香港らしい食事もしておきたい・・・。
そんな貧乏性(食いしん坊?)の僕は朝の6時半には目を覚まして、8時の仕事の集合時間までにはホテルに戻ってこられる近隣の早朝飲茶の店を目指します。
目星はつけてあるのです。
ここは西九龍、そのまま地図で言えば右の方に移動すれば、旺角とか油麻地。
あの辺で早朝から飲茶をやっていて、香港らしさを感jじられるレストランというと、僕が思い浮かぶのはどうしても「倫敦大酒楼」。
早速タクシーで旺角へ、時間にして約10分の近さです。

あ、ありました。
あの赤い看板、怪しい日本語で「ロンドン・レストラン」とルビのふってある、懐かしのレストラン。
でもちょっと以前よりきれいになっているようです(笑)。
この独特のキッチュなシノワズリーは、もう観光客だらけの尖沙咀周辺では味わえません。

まだ朝の7時だというのに、どこからこんなに人が集まってくるのでしょう・・・的混雑ぶりです。
2階がレストランなのですが、小さいエレベーター2台ではとてもお客が捌ききれません。
で、看板の値段を見てください、安~~い、ジモティー用プライスです。
中の雰囲気はこんな感じです。

決して前回行った「蓮香楼」のような「街の食堂」的な店ではなく、ジモティー達にとってはハレの場所とも言えるレストランのよう・・・。
ただお客の年齢層は全体的に高めで、男性の1人客も多く、そういう場合には写真のように、たいてい相席にさせられているようです。

飲茶はカートからも、手元のオーダーシートからも注文可能です。
写真や英語、相当怪しいですが日本語の説明もあるので、ジモティー主体の店ですが、オーダーは比較的簡単です。
それに英「単語」くらいは分かるスタッフもたま~~にいたり(笑)しますので。
お茶は当然「ポーレイチャー」と叫びましょう(笑)。
漢字で書くと普?茶、北京語では「プーアール茶」と呼ばれ、広東語では「ポーレイ茶」です。
色が真っ黒でかび臭くても、飲茶にはこれが一番合います。
あと本当に高級な普?茶は相当に美味しいものです~。
でもそのクラスの普?茶はこうしたレストランでは絶対出てきませんが・・・。
まずは何といっても飲茶の王道、蝦餃(エビ餃子)から。

形は大きめ、いかにも庶民派の作りですが、味と食感は「香港ならでは」です。
僕1人の飲茶ですから、こんなに注文しなくてもいいのですが、そこはそれ、ちょっとこのブログを意識してしまっています(笑)。
色々な種類の飲茶をお見せしたい・・・みたいな(笑)。
だから、全部は食べていませんよ、念のため、いくら大食いの僕でもね(笑)。
次が僕の大好物の叉焼パンと咸水角を。
叉焼パンは僕、本当に好きなメニューなんです。
叉焼包でも叉焼酥(パイ)でもなくて、叉焼パン。
昔の飲茶をしのばせるノスタルジックな一品、予想通り、ここにはメニューにありました。
いかにも焼きたての熱々フワフワ、甘めの皮と濃いめ味の叉焼餡がピッタリで、もう最高!
これは美味しい飲茶を食べさせてもらいました。
咸水角(香港風ピロシキ)は、餡にやや独特の癖があって、これは僕の好みではありませんでした。
それに揚げ方も、一流店に比べると少し雑でした。

さぁ、最後はこれ、カスタード入りの揚げ饅頭です。

針ねずみの形が最高、ゴマの眼もかわいい。
最近の飲茶でこんなの見たことありません。
ヴォリュームもかなりあって、一人一つが妥当なところ。
ただカスタード餡の味は普通で、そう特別ということはありません。
でもここでも皮が美味しいです、揚げ方が絶妙なのでしょう。
これすべてでお茶代を入れて74ドル(日本円で970円位)。
量的に2~3人前はありましたから一人320~480円?
超安いです。
この店への往復のタクシー代が片道29ドルくらいでしたから、そういう意味では高い飲茶についたかもしれません。
でも、僕、そういう所はぜんぜん「高い」とは思わないのです。
予定通り8時にはホテルで僕の先生と無事お会いでき、そのままお昼過ぎまで「お仕事モード」に突入しました。
先生曰く
「朝、電話したんだけど、君、いなかったようだね」

「す・すみません。ちょっとホテルの周りを散歩していまた。」(笑)
先生
「こんな天気の中でかい?君は健康にずいぶん気を使ってるんだね。
でもメールには返信くれよ。心配になるから」
朝飲茶に興奮していて、メール・チェックを忘れていたのです(笑)。

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