26時間ソウル (13) 「ソンスホン 」(???)でプルコギ、カンジャンケジャン

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江南の「ソンスホン」という肉料理中心の高級韓国料理店でランチ中です。
僕の頼んだ「プルコギ定食」、コースになっていて順番に部屋担当の女性が一皿ずつ運んできてくれます。
前菜の盛り合わせは鶏肉に大蒜、胡麻などが合わされた韓国風なものと、蟹の実と梨が入ったポテトサラダ。
どれもまずまずの美味しさです。
第3の皿はチジミの盛り合わせ。

かぼちゃ、海老、ニラの種類です。
油っぽ過ぎなく、出来たてで、これもまずまず。
前菜なので、この小ささが嬉しいです。
次は刺身の韓国風スープ。
かなり辛いです、伝統的な韓国~~って感じの味です。
次いでバンチャン(おかず)がいろいろ・・・。
どんぐりのムックやキムチ、蛤の和え物などお馴染みのものが並べますが、右下のこれはいかにもおかずといったもので美味しかったです。

韓国版肉じゃが?

鶉の卵も蒟蒻も入っていて、濃い味付けはまさにご飯の友、これだけでご飯大盛りで食べられますね(笑)。
ホロホロに煮込まれた肉が美味過ぎ。
そして登場!これがメインのプルコギです。
かなり量の多いチゲにもびっくりですが、このプルコギ、本当にプルコギ?
こんな形のプルコギなんて見たことない・・・。
プルコギといえば、独特の形の鍋で、醤油ベースで甘口の下味をつけた薄切りの牛肉を、野菜や春雨と共に焼く、あるいは煮る料理。

ここのは下味をつけた肉をキッチンでシェフが焼きこの形にまとめたハンバーグ状で出されるもの、これがバカウマ!!
肉もさすがの高級店ならではの肉質、甘口醤油の下味最高、焼き方がまた絶妙、箸が止まらないとはこういうことを言うのでしょう。
超々荒切り肉、つなぎ極小の巨大ハンバーグといった風情のこのプルコギがみるみる僕の胃袋に・・・。
ご飯は韓国でよく出る栄養飯(ヨンヤンパッ)。
食事の進み具合を見に来た女性に「チョンマル マシッソヨ」というとすごく嬉しそう・・・。
会話は超片言ながら料理名を中心にかろうじて成立、何でもこの日はカンジャンケジャンの注文が多いと・・・。
おぉ、カンジャンケジャン(渡り蟹の醤油漬け)。
そういえばこの時期が旬だったような(実際には旬の最後の頃)、もう僕はお腹いっぱいだけど、カンジャンケジャンはお腹に貯める料理ではない、え~~い、せっかくの韓国だ、ここで頼んじゃえ!(笑)
担当の女性は注文を受けて嬉しそうに、でも「55000ウォンもするのよ」と紙に書いて説明してくれます。
韓国でも最近は高額メニューということなんでしょう。
OKですよ~、OK。
そのくらいのお金は持ってます(実際にはカード払い)。
で、出てきたカンジャンケジャン。

これはまた大きいサイズの渡り蟹ですね。
最初だけ蟹独特の生臭い匂いが気になりますが、むしゃぶりついてしまえば後は天国、これは本当に上手い食い物です。
日頃塩分はなるべく薄味にと思っている僕ですが、この日は別。
生臭くなった手は、このスタイリッシュなレモン付きのお絞りで・・・。
そして巨大な甲羅に・・・

ご飯を入れて・・・

味噌もなにも混ぜ混ぜしていただきます。
誰が最初にこんな食べ方を考え付いたんだろうと思わず考えてしまう程美味です。
最後に果物と・・・

好きなドリンクが出てこのランチ・コースは終了です。
これはコーヒーじゃなくて梅茶。
担当の女性スタッフは本当に親切で、呼び鈴を鳴らすとすぐに来てくれ、とても良い感じでした。
ここではカンジャンケジャンという高級品を食べてしまったので全部で91000ウォン、日本円にして10000円弱もかかってしまいました。<
br>値段はさておき、ここも使い方によって、とても便利な美味しい店の一つとして記憶しておいて良いと思いました。
ちなみにこの店名は「料理を作る母の真心がこもった家」」という意味を持つんだそうですよ。

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