56時間の香港・マカオ (13) セナド広場の周辺

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マカオ観光の中心地のセナド広場をなおも歩き回ります。

何気ない路地裏も、もちろン観光用に意識もしているのでしょうが、パステル色の壁と石畳、植えられた花々が実にマカオのイメージです。
あ、おもしろい屋台を見つけました。
金銭餅(中国読みで「カムチンペン」)です。

おじさん一人で作っては売っているので、長蛇の列、すごい人気です。
卵の黄身と砂糖・小麦粉などをこねて丸めた種を鉄製の焼き器でギュッとはさんで焼くこのお菓子、マカオでは超定番のお菓子だそうです。

10パタカ(120円弱)で結構量があります。
暖かい甘い南部せんべい風?
この広野の人出はかなりすごく、人の動きにあわせてマカオ最大の観光地、聖ポール天主堂跡方面に北上していきます。
すると見えてくるのがこの聖ドミニコ教会。

バロック様式と言うのでしょうか、クリーム・イエローの壁と白い漆喰に、深緑のドアや鎧戸の外観。
マカオらしいカトリック教会です。

お祈りを捧げる信者さんの邪魔にならないように、壁の脇からそっと撮影しました。
今度は通りを少し右に入ります。
中国風のファーストフードやレストランが軒を連ねる通りにある「盧家屋敷」に行ってみます。

「盧家屋敷」、ここは19世紀の後半から20世紀の初頭に掛けて、両替商として莫大な富を築いた中国人実業家、盧華紹という人の建てた邸宅の一つで、東洋と西洋のスタイルが独特に合体したマカオ建築の代表作とされているところなんです。

入場無料ですが、ここに来る人はほとんどいないようです。
静かで、ゆっくり当時の栄華のほどを見ることが出来ます。

独特のデザインですね,こういうのは他であまり見たことがありません。
ただシノ・ポーチュギー(中華風ポルトガル)スタイルとして東南アジアに点在するホテルなどの装飾デザインにその類似点を見ることは出来ますが・・・。
一つ上の写真の入り口に置かれた大きな屏風、これは家に和をもたらすといわれているそうです。
そういえば僕の家の玄関にも大きめの木の屏風が・・・、それで我が家、毎日喧嘩しながらもまあまあうまく行っている理由なのかなぁ(笑)。
この先の小さな公園のふもとにもこんなアズレージョ使いの塀がありました。

セナド広場周辺は人通りも半端じゃないせいもあって、人気のお店も数多くあります。
その代表格がここ「義順牛?公司」です。

牛乳プリン(馳名雙皮燉鮮?)と玉子プリン(冰花燉鷄蛋)で有名な、マカオの定番中の定番デザート店。
観光客はもちろん地元客と思われる人まで、もう大行列なんです。

僕は牛乳プリンのほうにしましたが、とろとろの食感に口どけの良さ、濃厚なミルクのコクとミルク本来のほのかな甘み、も~(牛なだけに)癖になる美味しさです(笑)。
値段は14パタカ、日本円で160円くらいです。
混んでいる店なので、席は当然相席、店員の愛想もあまり良くありません。
でも、味の良さと値段の安さで許せます。
香港より、これは牛乳の味で「上」でしょう。

この店を出る頃にはもう夕闇が・・・セナド広場の中国正月の飾りにも明かりがともり始めます。

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