５６時間の香港・マカオ　（１９）　ポウサダ・デ・サンチャゴ

媽閣廟から歩いて１０分、ＳＬＨ（Small Luxury Hotels）にも属する「ポウサダ・デ・サンチャゴ」をショウルーム（部屋を見せてもらうこと）させてもらことにしました。

ここがエントランス。
何か良いムードです。
ベルとセキュリティーを兼ねた愛想の良い男性が笑顔で迎えてくれます。
１７世紀に作られた要塞を利用した、たった１２室だけのホテル、大砲がムードを盛り上げてくれます。

ホテルの名前はアズレージョ（ポルトガル風タイル）ではめ込まれています。
要塞当時の雰囲気を残した洞窟のような階段を上がって、レストランなどのある階に出ます。
沢山の古そうな樹木、中世ヨーロッパを思わせる白壁のホテル、とてもここが中国から数キロのところにあるとは思えません。
まさにポルトガル、スペインほどスカッと抜けていないというか、ちょっとだけ濃淡の有る、ちょっとだけ影がある雰囲気。
フラメンコじゃなくて、ファドな感じ（笑）。
これはお忍びカップルには最適なリゾート・ホテルでしょう。

一つ上の階に上がると小さなフロント。
英語が実に堪能なマイクさんというマカニーズに「ショウルーム」を頼むと、快く引き受けてくれました。
部屋は全室オーシャン・ビュー。
ここ２階のベランダからは、木々に囲まれたプールも見えます。

部屋は最低でも２部屋はあるスイート・タイプ。
３階の部屋で窓を開ければ、景色も抜群だそうです。
（この写真は２階からのもの）

お隣は、ちょっと覗くと見えちゃう（笑）？
でもこの日はホテルの内外に人気（ひとけ）は全くありませんでした。
僕の泊まっているホテルなどとは大違いです。

ホテルのオープンは１９８１年、２００７年にリニューアルが済んでいます。
やや詰め込みすぎの感じもありますが、趣味の良いインテリアです。
質感も高いです。

テレビは何とバング&オルフセン製でした。
ベッドルームはこんな感じ。

ここも良いムードだしていますね。
バスルームも充実しています。
テレビは壁の中に埋め込みという画期的なものです。
アメニティーはすべてエルメスで統一されていました。

バスタブはジャグジー・バス。
シャワー・ブースはサウナにもなります。
クローゼットは２方から開けられて、開けておくと更に開放的な感じになります。

この辺もハイアット辺りが始めた新しいホテル・トレンドですね。