NRT-ORD-BOS-LGA-JFK-NRT (27) クインシーマーケット

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「ボストン半日観光」のバスはちょうど「マサチューセッツ州議事堂」(The Massachusetts State House)の前を・・・。
ここでは下車しません、車窓からだけの見学です。
黄金のドームを持つこの新古典主義様式の建物は実に印象的なもの。
ここは月曜から金曜までの開館(ガイド・ツアーあり)なので、ちょうど土曜日のこの日は門がしっかり閉ざされていました。
確かここには誰か有名な人の像があるはず、誰だったっけ・・・必死て思い出そうとします。
望遠で撮ったこの像・・・知らない人、誰だか分からない。
こっちの像は?

これも分からない(笑)。
ガイドさんもこれらの銅像に付いては何も触れないでしゃべっている・・・誰のだったっけ、有名な人の像。
バッグの奥のほうから「地球の歩き方」をごそごそと取り出して見てみると、「正面左に若き日の『J.F.ケネディ』の銅像がある」と・・・。
そうだ「ケネディ」だ。
彼は「ハーバード」を出て、1946年にマサチューセッツ州下院議員として政治家の第一歩をスタート、そして大統領にまで上り詰めたんだ。
あ、見えない・・・左側がバスの窓から見えない(泣)。
と言うことで、せっかく信号の手前で上手くバスは停まってくれたのに、若き日の「ケネディ」像は見られませんでした。
この後、バスは「ウォーター・フロント」方向にダウンタウンをぐるぐる回り、ボストン一安い市場「ヘイ・マーケット」(Hay Market)脇でバスを下車、昼食兼ショッピング・タイムの「クインシー・マーケット」(Quincy Market)へと向かいます。
この辺りの通りにはこうした赤い線が・・・。
これらは実は有名な「フリーダム・トレイル」(Freedom Trail)を踏破するためのルート・マップなのです。

「フリーダム・トレイル」?
アメリカ東海岸に築かれた13植民地の人口は、1760年代には150万人を超え、1700年代当初の約6倍にも膨れ上がっていた・・・この辺りから少し説明をさせてください。
しかし、たび重なる重税にあえぐ植民地とイギリス政府との関係は次第に冷え込み、1763年ごろを契機に、アメリカとイギリスは決別の道を歩むことになります。
つまり時代はアメリカ独立へと動き始めていたのです。
ボストンには、そうした自由の国アメリカ建国に向けてひた走った先人縁(ゆかり)の家や場所が史跡として数多く残されているのです。
それらを「フリーダム・トレイル」と名付け、後世に伝えられているのです。
トレイルの全長は約4キロ、「ボストンコモン」(Boston Common)から「バンカーヒル記念塔」(Bunker Hill Monument)まで16箇所の史跡が赤い線で結ばれています。
ボストン観光と言うと必ずこの史跡巡りが出てきますが、僕のような一般日本人には必ずしも馴染みのある所ばかりではありません。
なので、こうして主だったところを車窓からでも、ガイドの日本語による的確な説明を聞くだけでそれなりに充分な気がしました。
で、ここが「クインシー・マーケット」、ボストンで一番賑やかで楽しいところです。
ボストンの名市長「ジョサイア・クインシー」(Josiah Quincy)にちなんで名付けられたここは、3つの建物からなっています。
実際には中央の建物のみを「クインシー・マーケット」と言い、両側の建物はそれぞれ「ノース・マーケット」(North Market)、「サウス・マーケット」(South Market)と言うそうです。
そしてこれらは総称して「ファニュエルホール・マーケットプレイス」(Faneuil Hall Marketplace)と一般には呼ばれているとのことでした。
僕等のツアーはここで約1時間の昼食兼ショッピングタイムを各自で過ごすのです。
3つの建物には飲食店やお土産物屋が数え切れないほど・・・ランチ時とあって行き交う人の数も半端ではありません。
時間によって大道芸があったり、ミュージシャンが出たり、そしてこんな格好の人も、観光客にポースを取ってくれます。

ボストンの英雄、アメリカ独立戦争の英雄、ポール・リビア(Paul Revere)の扮装をしています。
取りあえず「食い気」の人は「クインシー・マーケット」1階のファストフード・コーナーへ急ぎましょう。

もう人の行き来もままならないほどの激混みですが、ボストン名物のシーフードから寿司屋まで、あらゆるジャンルの店が軒を連ねています。
2階はちゃんとしたレストランになっています。
一番人気はこのタイプの店、ここに出ている「ロブスター・ロール」(Lobester Roll)こそボストンの隠れた名物料理でしょう。
食べる?
いや、ここでは食べません。
お目当ての店があるんです。
お土産は?
アパレル系はそれこそ山のように店があるのですが、全体にカジュアル路線。
好みもあるので、この辺はパス。

で、僕がお土産に買ったのはここ「ボストン・チップヤード」(The Boston Chipyard)のチョコチップ・クッキーです。
日本のガイドブックにはあまり出ていないようですが、「ママの手作りの味」が売り物のここのソフトなクッキーはある種ボストン名物、かなりな美味しさです。

この赤い缶がトレードマーク、12枚入りで確か$16でした。
雰囲気も味わったし、僕もランチと行きますか。

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