56時間の香港・マカオ (23) 聖ポール天主堂跡

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ホテルのチェックアウトの時間も迫っているので、「プラタオ」でのランチの後は、急いでマカオ最大の観光地「聖ポール天主堂」跡に向かいます。
場所的にはレストランから歩いて10分くらいの距離。
マカオは狭いので、こういう世界遺産的な観光地同士がとても近距離にあって、徒歩での観光が充分可能なところが嬉しい街です。

どこでも名所、名刹に行く途中はこうした門前商店が立ち並んでいますよね。
マカオもご他聞にもれません。
そして、坂道のだんだん上がっていくと・・・
この景色!
やはり圧倒的な存在感で、僕の眼に飛び込んできます。
この聖ポール天主堂は1637年に建てられたキリスト教会で、当時マカオのキリスト教布教の中心でした。
しかし、計3回の大火に見舞われ、1835年1月に起きた3回目の火災で現在見ることのできるファサードのみを残して焼け落ちてしまったのです。
伝えられているところによるべ、兵隊の焚き木が原因とか・・・。
火災で残った石造りのファサードは、精密な彫刻が施されていて、300年以上の年月を経た今でも、鮮明にその姿を楽しむことができます。

聖ポール天主堂は、西洋建築ですが、東洋的な要素も多く取り込まれており、例えば、左右対称に配置された彫刻は、中国の古代建築の大きな特徴のひとつです。
また、ファサードの3階部分には、漢字で書かれた「対聯」(中国で門や掛け軸などによく書かれている対句)が刻まれています。
ファサードには上ることが出来て、そこからはこんな風にマカオの街を見下ろすことが出来ます。

僕はキリスト教徒ではありませんが、そういうことを除いても、ここは充分見ごたえ・訪れがいのある場所でした。
ここからホテルまでは約25分弱、もう何度も歩いて道を覚えてしまうほどなので、何の不安もありません。
ホテル到着は午後1時50分ごろ。
レセプションにお願いして大至急シャワーを浴び、午後2時15分にチェックアウトです。
部屋代だけだと、ここ2288香港ドルでした。
ベルに荷物を預けて、更にもう一頑張り、まだ見ていないマカオに繰り出します。

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