台北での朝の散歩中、「當代藝術館」(MOCA)の数軒隣に見つけたこの「四海豆漿大王」という豆漿屋。
いかにも台湾という店構え、そして店先で油条などを作っているオジさんの素早い動き、そして満員の店内。
これは絶対に美味しいと思わせる店です。
焼餅なども次々に仕上げられていきます。
ここでオジさんの手先をいつまでも見ていたいほど、でも意を決して観光客など絶対いそうもないこの店の中に入ってみます。
言葉は全く通じませんでしたが、台湾の人は優しい・・・。
明らかに場違いの僕にも身振り手振りを交えて注文は簡単でした。
僕のオーダーは鹹豆漿と蛋餅。
台湾では一番有名な朝食アイテムなので、これは「シェントウジャン」と「ダンピン」と発音すると覚えておくと便利でしょう。
メニュー表が壁にあるので、「あれ」と指差しても店の人に分かってもらいにくい。
なのでこれらの単語を口にし、「中で食べる」のゼスチャーさえすれば、事はめちゃくちゃ簡単に進みました。
値段は2品で50元、約160円!
激安です。
まず、鹹豆漿。
これがなければ台湾の朝は始まらない的な代表的な朝食メニュー、分かりやすく言えば塩味の豆乳スープです。
蓮華でかき回しながら食べていると、どんどん「おぼろ豆腐」のように固まっていきます。
味を変えたい時には備え付けの辣油を入れるのも良いでしょう。
油条も美味しかったですよ。
今度は蛋餅。
小麦粉の薄い皮にネギの入った溶き 卵を重ねて鉄板で焼いたもの。
これがまたふわふわで優しい味、決して脂っぽ過ぎません。
散歩のつもりでホテル周囲を早朝に歩きましたが、良い店に出会えて僕は満足。
ホテルでのありきたりのバフェより(ごめんなさい、オークラプレステージ台北さま)、僕は絶対こっち派です。