「タ・プローム」のスポアン(溶樹、ガジュマル)のものすごさを目の前にして、改めて自然の力の驚異を感ぜずにはいられません。
これは例えるなら人間の血管でしょうか。
ただこれはスポアンの根の上に、別の植物が寄生、その根が張り巡らされているんだそうです。
これはもうほとんどスポアンに押すつぶされそうな場所、その暗がりの中には・・・
確かにデバター(女神)の姿が!
何とも言えない不思議な光景です。
これはもう回廊を壊さんばかりです。
あまりの浸食振りに、こうして「突っ支い棒」の張っているところも少なくありません。
これは大蛇に例えられる木、樹齢は300~400年くらいだそうです。
引いて撮ってみると「大蛇振り」が良くお分かりかもしれません。
これは東門にある木、現地の子供の大きさと比べてみてください。
遺跡としての興味よりも、奇怪な姿を見せるスポアンの方ばかりにスポットライトが当たってしまう「タ・プローム」ですが、設立当時の12世紀末には5000人余りの僧侶と、650人の踊り子が住んでいた、大寺院だったとのことです。
ツアーでは「エコーの響く祠堂」とか、この他にもいろいろ連れて行ってくれます。
ここもやはり一人で来ては、なかなか分かりにくい遺跡かもしれません。
僕の参加した「アンコールトム・タプローム半日ツアー」はこれで終了、午前11時40分にはシェムリアップ市内に戻り、お決まりの土産物屋で休憩・・・というスケジュールでした。
大半の人は午後から「アンコールワット」に行き、「プノン・バケン」で夕日を見て、更に夜はアプサラ・ダンス付きのディナーショーに参加という強硬スケジュールなんだそう・・・。
僕は取りあえずこの午前しか予約を入れてありません。
でも日本語の流暢なガイドの説明は、実に納得出来るものでした。
なので聞いてみると午後の「アンコールワット・プノンバケン半日ツアー」というのにUS$15で今からでも参加でき、ガイドも車も同じもので午後2時20分の市内出発だと・・・。
ただ最初から午前・午後通しで(US$30)で申し込んでいる人はランチ付きだけど、僕の場合は会社に聞いてみないと・・・と言われたので、僕は「ランチはいりません」と。
ツアーのお仕着せのランチなんかより美味しいところで食べたいし、時間があれば足マッサージでもしてから・・・だって、午後の集合時間までまだ2時間半以上もあるんですから。
ということで、僕だけ土産物屋の後で「ホテル・ドゥラペ」(HOTEL DE LA PAIX)の前で下してもらいます。
それに好都合なことに、ホテルのあるシヴォタ通りの向かい側はマッサージ屋の密集地帯なんです。
ツアーの間の2時間半も時間を無駄にせずに、遊びまくるぞぉ(笑)・・・です。