GWはカンボジア (5) 真夜中の「ラッフルズ・グランドホテル・ドゥ・アンコール」

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ほとんど人気(ひとけ)のない午後11時の「ラッフルズ・グランドホテル・ドゥ・アンコール」。
中は本当にひっそりしています。
時折聞こえるのは、奥の方からの小さな話し声とグラスの触れ合うような音のみ。
フレンチコロニアルでまとめられたロビー・エリアはいかにもエレガントです。
これがレセプション、由緒ありそうなキーボックスなど、重厚な木材使いが、歴史的なホテルを感じさせてくれます。

いわゆる宿帳もすごく豪華な作りで、サイン入れるのをためらうほど・・・。

応対するレセプショニストは丁寧そのもの、英語も完ぺき。
ピカピカに磨かれた床、カンボジアのテイストも入れた上品なコロニアル具合と少しアールデコも入ったデザインが、来館するゲストを魅了します。

もう少し寄ってみましょうか、隅から隅までびしっと決まっていますよね。
ゆっくりとこの素敵なロビーを見回している暇もなく、すぐに奥の「ザ・コンサーヴァトリー」(THE CONSERVATORY)のソファに案内されます。

ここで滞在中のお世話係のバトラーが登場します。
コロニアル建築に実に合うコスチュームの、英語が上手な礼儀正しい青年が担当でした。
丁重なあいさつ、冷たいお絞り、ウェルカム・ドリンク(マンゴなどのミックス・ジュース)、パスポートとクレジットカードの提示・・・と流れるようにことは進みます。
僕は座ったまま、すべてレセプショニストとバトラーがやってくれます。

気が付くと、僕の荷物を持ったバトラーが、少し離れた場所で、僕がドリンクを飲み終わるのを待っていてくれていました。
「ザ・コンサーヴァトリー」のドアを開けると、その向こうにはプールが・・・。
「プールサイド・テラス」(POOLSIDE TERRASE)の印象的な建物にまだライトが当たっています。
ねっとりとした夜の湿気と、プールの両脇に植わっているフランジパニの甘い香りに、強烈に南国のリゾートを感じます。
さ、部屋に向かいましょうか。
僕の部屋は3階建ての3階のようです。
このホテルには1932年創業以来の3階建ての旧館(ランドマークルーム)と4階建ての新館(ステイトルーム)の2つのウィングがあり、その他にも一部の豪華なヴィラなどが単独で建っている構成です。
僕の部屋はその旧館の3階のよう・・・。

もちろん3階までですから階段でも大したことはないのですが、ここはこのホテル名物の超レトロなエレベーターが気分が出ます。
中はご覧のように人2人と荷物で一杯という狭さですが、このレトロ感は最高にこのコロニアル建築に似合っています。
昼間はエレベーター周りに人が十分配置されていて、エレベーターのボタンは押してくれるは、一緒に乗って僕の階まで同行までしてくれるはで、至れり尽くせりです。
僕は何もしなくて良い・・・。
ある時、はっと気が付きました。
僕は3階までって言っていない。
でも彼らは、ちゃんと3階のボタンを押してくれるのです。
そう、僕は翌日には覚えられていたのです。
凄い、アマン・ホテルズみたい・・・(笑)。
これはエレベーターの中から見たところ。
同行するスタッフが、この木のドアとその向こうの鉄製の枠を開けてまでくれるのです。
3階の廊下。
この写真でいえば向かって右側がプール側、左側がフレンチ・ガーデン側の部屋となります。

無料のPCが廊下にあって、いつでもネットに自由にアクセスできます。

こんなお休み処も、実に気分出しています。
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さぁ、僕の部屋の前に・・・一体どんな部屋なのでしょう。

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