GWバンコク弾丸 (17) 「GAGGAN」の新店「GAA」でディナーの続き

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バンコク一の人気店「GAGGAN」の向かいに建つグループの新店「GAA」でディナー中のshackinbaby。
何とこの店のシェフであるGarima Aroraさんが挨拶に来てくれました。

彼女は「GAGGAN」でスーシェフをしていた人。
先日は「マンダリンオリエンタル東京」で開かれた「NOMA」のシェフとしても来日していたそうで、こうした科学的料理方法「 分子ガストロノミー」などを駆使した繊細かつクリエイティブな料理を得意としているシェフのようですが、実際の彼女はとてもフランクでフレンドリー。
僕に料理の感想をとても聞きたがります。
この後も何度も何度も僕のところに来ては、長話をしていきます。
こんなに一人の客に張り付いていて良いのかと・・・。
後でスタッフに聞くところによると、僕は日本で「GAGGAN」の名を広めた一人として認識されているようで、今回もよろしく的なところもあったようです。
ついにはGaggan Anandシェフまで登場、氏はきっと忙しいだろうに、料理の質問をすると、1を聞いて10答えてくれるという人で、とにかく料理の話が大好き、料理のことを聞かれるともう嬉しくて嬉しくて・・・という人のようでした。

これは題してフィッシュ・カノーム。
魚のお菓子仕立てというものです。

ココナッツミルクの入った極薄のクリスピーな皮を含め、何という繊細な作り。

8品目は蟹、カリフラワーにホエー(乳清)のソース、それに何とポテトて作った餅というものが付いています。

蟹もだけれど、焼いたカリフラワーとソースの合うこと。
じゃが芋と片栗粉で作るポテト餅、バターで焼いてあります。
4月のオープン以来、連日満席というこのレストランですが、サービスは淀みなく提供されます。

そしてこれがメインということになるんでしょう、ポーク・リブ
これもディスプレイが独創的かつとてもきれい、味も普通に美味しいポークリブでしたよ。
ここで焼きたて熱々のパンが運ばれてきます。
生クリームも混ぜられた自家製ホイップバターも・・・。
このパンが最高、もうお腹がいっぱいに近いはずなのに、とても残すなんて出来ません。
パンの中には炒めた牛肉、玉葱などがたっぷり挟まれています。
もしかすると、これ、インドにあるパオパジ(Pav Bhaji)へのオマージュかもしれません。
パオバジは、バジというカレーとパオという柔らかいパンの組み合わせの、ボンベイ周辺のファストフード。
珍しくパンと一緒に食べるカレーなんです。
こんな感じ・・・。

「GAA」で出たこのパン、日本で売りだされたら絶対バカ売れ、そんなパンでしたよ。
デザートはまず3種類の中から選べるアイスクリーム。

これはパーム・シュガーとコリアンダー・シードを使ったものです。
デザートの最後は4種類のチョコレート。
面白い組み合わせの繊細な料理が並んだ「GAA」、クリエイティブでありながら美味しさも担保するという難しい路線で、何とか期待に添える水準はクリアできているようです。
サービスも満席な割には悪くなく、マネージャーの最後のお見送りまで、不満はありませんでした。
僕はこの後はバンコクの夜の街に・・・、ちょっとだけ遊んできま~す(笑)。

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