午前11時過ぎ、無事に着いた「三亜」の「三亜鳳凰国際空港」。
僕の宿泊予定ホテルは「コンラッド・サンヤ・ハイタンベイ」(Conrad Sanya Haitang Bay)。
僕はここで事前のホテルからの指示通り「ホテルのロゴ・ボード」を持ったシャトル・バスの運転手が表れるのを待ちます。
ホテルとのメールのやり取りで、僕は「正午、空港出発」のホテルや免税店を回るホテルの無料シャトル・バスに乗ることを決めていたのです。
Please kindly be noted that I have confirmed with driver if your flight arrives in Sanya on the right time, our driver will pick up you at the international exit with the board write “Conrad Hotel”, and our shuttle bus is yellow with Big Words written “Wanda Hotel”, if your flight delays and you couldn’t catch our 12:00 shuttle bus, I am afraid you will take the taxi about RMB150 to our hotel.
これがその時のメールの一部です。
次々にすり寄ってくる胡散臭い連中をかわしながら、空港出口でそのドライバーなる人を待ちます。
時間は11時40分過ぎ、もう一部のしつこい客引きを残して辺りに誰もいなくなる頃、心配になった僕はホテルに電話をしてみます。
するとしばらく待たされた挙句、「バスはドメスティック・ターミナルの前で待っています。ドメスティックの方に移動してください」と、これは流暢な英語で・・・。
「約束が違うじゃないか」とムッとはしましたが「了解」と電話を切り、「domestic terminal」の表示を探します。
でも、見当たりません。
辺りにはどんどん人がいなくなる・・・。
明らかに空港の人と思われる制服を着た人に「Please show me the way to the domestic terminal」と聞いても、誰一人として僕の英語を理解してくれません。
まず「domestic」と言う言葉が全然分らないようです。
「international」と対比させて、身ぶり手ぶりで説明しようとしても駄目です。
ロシア語を表に出したお土産屋が眼に入りました。
あ、あの店員なら英語が分かるだろう・・・甘かったです。
彼女たちも興味深そうに僕の周りにどんどん集まってきますが、誰一人として「domestic terminal」を分ってくれません。
困ってもう一度ホテルに電話をしようとした時に、はたと思いついたのが漢字で書くこと。
手帳を出して「国内線」と書くと、何と「あ~ぁ」と了解してくれたくれたようです。
そして、「あっち」と指を指してくれます。
でも明らかにこの建物ではないようです。
バスの時間は迫ってくるし「えっ、どこどこ?」と焦っていると、何とそのお土産屋の女性のうちの一人が、国内線ターミナルまで案内してくれるというのです。
英語がここまで誰にも通用しなかったのもなるほど中国ですが、自分の店のお客でもない一旅行者を、34度を超すものすごい日差しのなか、日傘をさして歩いて5分はかかる国内線ターミナルまで僕を案内してくれた女性がいたのも中国です。
言葉は通じなくても、とても心優しい感じのする人が、中国の大都市部より多かった印象。
上の写真の日傘の女性がその人、本当に有難うございました。
彼女の帰っていく方向のパイナップルの塔のある方が国際線ターミナル、そしてこの旗のたなびいている方が隣と言ってもなかなかすぐには分かりずらい国内線ターミナル。
あぁ、いました。
黄色いバス。
「Wanda Hotel」と書いてある・・・。
ミーティング・プレイスが違うというトラブルはあったものの、やっとたどり着けました(ハァ)。
またしても運転手は英語が分かりませんが、少なくても僕が乗ることは分かっていたようです。
このバスは「コンラッド・サンヤ・ハイタンベイ」と隣接する「ダブルツリー・リゾート・バイ・ヒルトン・サンヤ・ハイタンベイ」(DoubleTree Resort by Hilton Sanya Haitang Bay)のゲスト用に免税店や町の中心部、空港などを結ぶ無料のシャトル。
それにしては途中下車するどんな人だか良く分からない人も乗っていたりして、結局は僕を含めて6~7人の客を乗せて、定時に空港を出発しました。
バス内はもちろん冷房付き。
この国際線ターミナル前を通過・・・
町を突っ切り、いくつかのショッピング・スポットで止まり、約1時間10分で海棠湾(ハイタン・ベイ)の標識が現れ、きれいに区画整理され草花なども植えられた「国家海岸」という標識辺りを過ぎると、約10分で到着。
いくつもの門を通って・・・
はい、これが僕が泊まる「コンラッド・サンヤ・ハイタンベイ」のメイン・エントランスのようです。
僕は倹約して空港からホテルまで無料のシャトルバスを利用しましたが、ちょっと時間がもったいなかったかもしれません。
ホテルに手配すると
Bentley – RMB 1100 net / single trip or RMB 2100 net / round trip up to a maximum of three(3) persons
か
Audi A6 – RMB 600 net / single trip or RMB 1000 net / round trip up to a maximum of three(3) persons
か
Buick Van – RMB 500 net / single trip or RMB 900 net / round trip up to a maximum of five (5) persons
がその料金のようです。
ベントレーなんて僕には高級過ぎちゃってですが、ここに泊まるような中国の人はたいていベントレーを頼むそうです。
僕は本当にケチ(倹約家?笑)なんで、帰りはローカル・タクシーのチャーターにしてみました。
これはホテルのコンシェルジュ経由で簡単に出来て、値段はRMB150ぽっきり。
空港までの所要時間は約40分。
なので空港からホテルも車をあらかじめ予約しておけば、そのくらいの時間で着いたのだろうと思いました。