NRT-ORD-BOS-LGA-JFK-NRT (43) モモフクヌードルバー

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お腹も一杯になったところで、今度はシカゴ・ボストンからのやり残し、なかなか見つけられないでいた奥さんからのリクエスト「マーク・バイ・マークジェイコブス」(Mark by Mark Jacobs)の某バッグ探しに入ります。

このブランドはとにかく品数が多くて、しかも毎年ラインが目まぐるしく変わるので、お目当ての商品に到達するのが、今期の商品でもないと結構大変なのです。
僕が泊まった「ザ・セタイ・フィフスアヴェニュー」(The Setai Fifth Avenue)の「エミレーツ航空」から引き抜かれたという韓国人女性コンシェルジュの献身的な努力で、僕がステーキを食べている間に、探している商品をしっかり調べ上げておいてくれました。
案の定、去年の商品とのこと。
でも探しに探して、ニューヨークに6~7店ある直営店のうちの一つに、まだそれが在庫していることを突き止めておいてくれたのです。
この女性、同僚のコロンビア出身の女性ともども、とても親切。
男性コンシェルジュに比べて当たりも柔らかいし、老練な年配コンシェルジュに負けず劣らずのコネクションを持っているようです。
一目見た時まるで日本人というお顔立ちなので、今後このホテルを訪れる方にはすぐにお分かりになるでしょう。
本当に彼女にはお世話になりました。
で、その店、場所的にはどう表現したら良いのでしょう、「グリニッジ・ヴィレッジ」の西と言うか、「ミートパッキング・ディストリクト」の南と言うか・・・観光名所(?)的に言うと「マグノリア・ベーカリー」(Magnolia Bakery)の近く、もう少し広めで言うとハンバーガーの「コーナー・ビストロ」(Corner Bistro、2008年1月6日付け参照)とかジャズの「ヴィレンジ・ヴァンガード」(Village Vanguard)などの近くにあるそうです。
そこの「ブリーカー通り」(Bleecker Street)周辺にそう大きくはない「マーク・ジェイコブス」関連の店がいくつもいくつも並んでいると・・・。
大型店を一つじゃなくて、こういう街にしっくり馴染んだような小型店を複数展開するという路線らしいのです。

この辺りは昔ながらの趣の漂うエリア、雨が降ったりやんだりのこの時は人通りも少なく、実にしっとりとした雰囲気のクラシック・マンハッタンが味わえました。
お目当てのバッグがやっと買えたからでしょう、先ほどまで嫌で嫌でたまらなかったこの雨模様まで「雨もニューヨークってのも、なかなか良いじゃん」となるのですから、僕も現金なものです(苦笑)。
この後は「イースト・ヴィレッジ」にタクシーで移動。
「A-1」、「アカデミー」(Accademy)、「ビッグシティ」(Big City)といった中古レコード屋などを冷やかし(レコードを見てるより、雨の中の移動の方が時間かかったかも・・・)、お腹を無理やり空かせ、次の目的地のこの店に到着です。
(これらはすべて「ハイラインを歩く」という当初の目的通りだったら、やらなかったし、来なかったエリアです。
「マーク・バイ・マークジェイコブス」だって、「探したけど、なかったよぉ」で済ませてしまうところでした)

で、看板も何も出ていないこの店は??
こここそ噂のラーメン屋、「モモフク・ヌードルバー」(Momofuku Noodle Bar)です。
ランチから2時間ちょっと、ちょっと早すぎる夕食ですが・・・(笑)。
中に入ると本当に日本のこぎれいなラーメン屋にそっくり、日本よりスペース的に相当ゆったりというのが違うといえば違います。
臭いも紛れもなくラーメンの匂い、ただ日本と決定的に違うのは日本語がどこにもない、一言も聞こえてこない、アジア人ぽい顔立ちの人からもネイティブな英語が・・・そう、ここは韓国系オーナー・シェフが日本でラーメン修行して、ニューヨークに開いた現地人向け(「一風堂」や「せたが屋」のように「日本人向けではない」という意味です)のラーメン店(と中華系おかずの店)なのです。

カウンターに座れば、こんな目線に・・・。
僕の隣に座った青年はドイツ人、新宿で食べたラーメンが忘れられなくてと・・・いや~、ラーメンもインターナショナルになったものです。

で、肝心のラーメン。
一番安いものでも$12、ニューヨークの他のラーメン屋は一杯$10以下のところが多いようなので、ここの値段の高さはかなりなものです。
これは温泉卵・チャーシュー・海苔・ナルト・葱などがトッピングされた一番人気の「モモフク・ラーメン」、$16「も」します。
(これに税金とチップが要るわけですから、円高の今でも日本に比べるとかなり高い食べ物ということになります)

食べた感じはちょっと「昔懐かしい」系の醤油ラーメン。
割と濃いめのスープですが、ニューヨークだからということはあまりなく、とてもオーソドックスな感じ。
でもわずかにバタ臭さというか西洋風な下味を感じなくもなかったです。
麺はやや太めのストレート麺。

隣のドイツ人は「ポーク・バンズ」というのも頼んでいましたが、何ということはない、日本の豚の角煮饅でした。
ま、僕はラーメン・マニアでもないし、これはこれとして「体験」。
でもこの値段では日本在住者に2度目はないでしょう。
こうなると「モモフク
」グループの最高峰「モモフク・コ」(Momofuku Ko)も期待薄でしょうか?
(「Ko」は子供という意味の「コ」だそうです)
ランチが16品コースで$175++、ディナーが10品コースで$125++という超高級レストラン(といってもカウンター中心の店のようです)。
いつでもレストラン・ランキングの最上位にいる店ですが、予約がなかなか取れなくて、僕の周りではまだ誰もトライした人がいないのです。
「食事時間を最低2時間はみてください」という店の断り書きも僕の興味をそそります。
2時間も一人というのは無理なので、ここに行くときはどうしても複数で、ということになりますね。
デザートにはリコッタチーズのソフトサーブ(ソフトクリーム)を・・・。
これも「モモフク」グループの「ミルクバー」(Milk Bar)で評判のスイーツですが、ま、「そのまんま」の味でした。
これが$4だか$5というのもね・・・。
すみません、最後まで値段のことばかりで・・・、ケチですね、僕。

★http://www.momofuku.com/restaurants/noodle-bar/

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