ニューヨーク「お上りさん」旅行 ヴィレッジ探訪、プラックU,ジュニアズ

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<1月1日>朝9時ごろ
小雨交じりの元旦の朝、地下鉄にはほとんど人気が有りません。

いつもなら通勤の人で賑わう時間帯なのに、さすがアメリカも祝日、まるで深夜の駅のような人の少なさです。
今日は多分どこもお休み、もし空いていればラッキーという感覚で、音楽の聖地「ヴィレッジ」の探訪、たくさんある音楽クラブのライブ・スケジュールもチェックしたい・・・と朝の「ヴィレッジ」に出撃です。
あとは歩き回っての「腹ごなし」も目的かな?(笑)
4丁目で地下鉄を降りて、進行方向左に出れば、24時間営業の大きなマクドナルド。
その向かいがジャズクラブの「ブルーノート」。
8日からはニューオーリンズのアラン・トゥーサンが出演するとか・・・ああぁ、その頃は日本でもう働いてるよ(涙)。

マック側にはこれも有名な「ヴィレッジ・アンダーグラウンド」が。
ブラック系の出演無し。

人気の廃盤レコード屋「ブリーカー・ボブズ」もまだありました。
懐かしい。
この通りがブリーカー通りだからの名前でしょう。

ここも老舗の、R&B系ライブ専門の「グルーブ」。

今日の出演は面白そう、マイナーなR&Bシンガーが出演するとあります。
これは是非とも今晩に・・・。

・・・・と思って、この日の夜また来てみると、あっさり違う出演者に変更。
それも白人R&Bグループに。
黒人至上主義の僕は(笑)は超ガックリです。
老舗のカフェ「カフェ・レッジオ」も健在でした。
昔はヴィレッジといえばここ、ゴシック調の椅子やルネッサンス風の古そうな絵画に囲まれてのエスプレッソと決まっていたものです(笑)。

やはりここも閉まっていました。
ピーナッツバターの専門店。
前回買ってきて、たしかPさんにも差し上げたお店。
濃厚で薫り高いピーナッツバターはカロリーさえ気にしなければ、絶好のアメリカ土産ですよね。重いけど(笑)。

雨のヴィレッジ界隈。
雰囲気ありますよね。
古い建物が多いから、住むのには大変でしょうけど。

あっ、ここは開いていました。
バッファロー・チキンウィングの「PLUCK U.」です。
日本のTV番組でも紹介されているB級グルメの名店です。

小さな店内。
イートインも出来ます。

これは最近出来たボーンレスのチキンウィング。
この方が食べやすいですよね。
古い伝統的なスタイルをお好きなかたには許せないだろうけど・・・(笑)。
ここはソースに特徴があって、辛さを選べます。
最高はDEATH SAUCEという辛さらしいけど、ここは無難にMEDIUMを。
お味?
所詮はチキンウィングなんでめちゃくちゃ違うということは無いけれど、確かにチキンは揚げたてジューシー!
ソースはピリッと最高。ビールとはピッタリじゃないかな。
美味しいです。
付け合せのセロリも、ちょうど良い。

「ケニーズ・キャスタウェイ」は、ブラック系出演者の予定無し。

ここは黒いでしょう、ブルース専門の「テラ・ブルース」。

今日の出演はと見ると、なんとジュニア・マックとソニー・クレンショウ!
これは絶対見ておかなければ・・・・とライブの時間などをチェック・チェック。
「ハーレム最後のブルースマンたち」として最近売り出している人たち、ニューヨーク以外では見られそうも無いので、ね。

お隣はフォーク時代のヴィレッジの象徴「ジ・ビター・エンド」。
ここもまだ健在でした。
ジョーン・バエズ、ボブ・ディランの時代がよみがえるかの感じです。

この辺りのクラブはどれも歩いて数分の距離。
そこから数ブロック先に、某ブログ一押しの
サンドイッチ屋「クロスビー・コネクション」があります。
でも残念、ここもお休み。
でもね、もし開いていたら何か買っちゃうでしょ。
そしたら僕のお腹が・・・・(笑)。
開いてなくて逆に良かったのかも(笑)。

ここでUターン、6番街のほうに戻ります。
「カフェ・フィガロ」はたいていのガイドクックに載っていますが、僕には「普通のカフェ」に見えました。

6番街をわたってカーマイン通りに入ります。
超有名な廃盤レコード屋「ハウス・オブ・オールディーズ」です。

予想通り鍵がかかっていてお休み中。
窓からは魅力的なレコードが一杯。
どうしても見に行きたいとニューヨーク滞在中何度も電話をかけましたが、NO ANSWER。
ここは心残りでした。
値段が高いのは分かっていますが、何か一枚くらい自分に合うものがあるはず・・・・う~~~ん、残念。

地下鉄の駅内での演奏はジャズ、フォーク、ブルースあたりが多かったと記憶していますが、今回初めて二胡の演奏に出会ってしまいました。
中国系、恐るべし。
確かに中国系、韓国系と思われるひとは、住民・観光客を問わず、すごく増えている感じがします。
地下鉄でグランドセントラル駅に。

日本で言えば昔の上野駅ですかね。
レトロな雰囲気がまだまだ゙残っていて、ここはどうしても来たかったのです。

これはまだ現役なのでしょうか。
靴磨きの椅子です。
確か上野駅には最近までこのスタイルの靴磨きコーナーがあったような気がしますが、いづれにしてもオールド・ファンには感涙物でしょうね、きっと。

映画にもよく出てきますよね、この駅。

でも僕の興味は、この駅の地下街。
品川にある「オイスター・バー」の本店もあるし(お休みでしたが)、なんと言ってもここがあるので・・・。

チーズケーキの「ジュニアズ」です。
僕のニューヨーク・スタイルのチーズケーキの味の基本はここのですから、今回だって試さざるをえません。

レストランも併設されているのですが、ヒルトンでお世話になって毎回冗談を言えるくらいになったセキュリティーの人にもお土産として持っていこうとホールで買ってみました。
超重いです。
ニューヨークのケーキはとにかくデカイです。

でも失敗はカットしてもらうのを忘れたこと。

陽気なセキュリティーの人たちはどうも中南米系の人たち、客から物を(チップとして現金以外に、という意味)もらうというのに慣れていないようで、説明するのにちょっと時間が。
彼らはナイフやフォークがすぐに手に入らないようだし、僕も店でプラスティックのナイフとフォークをつけてもらわなかったので・・・。

で、彼らの控え室に「内緒で」入れてもらって、みんなで手でちぎって・・・。
「こんな食べ方したこと無いよな」なんて言ながら、それでもうれしそうに。
でも後から考えたのですが、セキュリティーの人たち、もし僕がこのケーキの中に睡眠薬とか入れていたら(笑)どうなったのでしょうね・・・・昼間で人手がたくさんあるから心配しなかったのかな・・・・中南米系の人たちだったから受け取ってくれたのかもしれません。
日本で言う「差し入れ」という感謝の表し方も、アメリカでは大きな勘違いだったかもしれません。
でも、この後荷物をまとめてチェックアウト、次のホテルに行くのにタクシーを拾うとき、荷物は持ってくれるは、タクシーを優先して止めてくれるは、チップは受け取らないは、みんな揃って手を振ってくれるは・・・で、感謝の気持ちは伝わったみたいです。
良かった(ホッ)。
次のホテルはロワー・マンハッタンのミレニアム・ヒルトンです.

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