サンフランシスコ@夏休み  カーメル、カサノヴァ・レストラン

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モントレー半島、モントレー、カーメルの位置関係です。
ペブルビーチ・ゴルクリンクスから車でまた十数分、カーメル(現地風に発音すれば「カメール」、また正式名称は「Carmel by the Sea」だそうです)に到着です。

カーメルは芸術家の街。
沢山のブティック、画廊、レストランがあるヨ-ロッパ風のこじんまりしたダウンタウンは、美しい街並みを見ながらのんびりと歩き回るには最適です。
そして街の大通りの突き当たりは広く真っ白な浜辺。
場所によってはここからペブルビーチのゴルフコースも見えるんだそうです。
あと何と言ってもこの街、俳優のクリント・イーストウッドが市長を努めた街としても有名ですよね。

時間に縛られるツアーで出かけた僕ら、メインストリートをそぞろ歩くだけでも、もう時間は一杯一杯。
あぁ、もっと時間があったなら・・・ただのんびり歩くだけでも最高にリラックスできそうな街です。
メインストリーから奥に延びる小道にも沢山のお店が・・・これは一日いても飽きないかもしれません。
僕らはお昼を食べる時間を含めての約90分の時間制限付きだったので、早速お眼宛のインタリアン・レストランに。
この可愛いエントランスを持つレストランの名前は「カサノヴァ・レストラン」。
(ホームページはhttp://www.casanovarestaurant.com/ですが、何と日本語のコンテンツもあります)
事前にカーメルの昼食用レストランをいくつかネット・チェックしていて、ここが席数も多く、値段もそこそこ、味は高評価・・・ということで、候補の一つとしていたのです。

丁度お昼時、相当に広いこのお店も人気のパティオ(ブラジリアン・ペッパーの木の下の屋外席)などは超満員、レジの近くの多分混まなければ使わないような席だったらすぐに用意できるということで、時間優先の僕らはその席で我慢します。
中から窓の外を見てもアウトドアの席はどこもびっしり一杯です。
僕らは急いでいる旨を話し、早めに料理を出してもらいます。
前菜なしの、メインのみ(あとデザート)。

僕はこの辺の名物アーティチョーク(朝鮮アザミ)のサラダの付いたサンドイッチ。
奥さんはスキャンピのリングイネ。
味は共に抜群でした!

サンドイッチのパンの状態、軽いトーストのし具合、中のモッツァレラチーズでまとめた野菜やチキンの味の芳醇なこと、オリーブやアンチョビ使いの絶妙さ・・・久しぶりに美味しいイタリアン・スタイルのサンドイッチを食べた思いです。
写真では小さく見えるかもしれませんが、結構大きいポーション、奥さんと皿を交換しつつ家庭的な味を堪能です。
その奥さんのほうのパスタもアメリカにありがちな茹で過ぎということもなく、パルメザン・クリーム・ソースの軽いけど存在感のある味に、こんな大量の皿でしたが、二人で全然完食(笑) 。
この店、確かに美味しい店のようです。
思ったより早く料理を出してくれたので、まだ時間があります。
そうするときれいに並べられてあるデザートに思わず眼が・・・(笑)。
「こういう店のケーキは絶対美味いはずよね」と奥さん。
僕も「2人で1つ食べよっか」ともう涎(笑)。

日本では少ないボイズンベリー(アントシアニン・フェチには有名、最近ニュージーランド産のを時々高級系スーパーで見ますよね)のタルトを2人でシェア。
たっぷり付いてくる生クリームもしつこくなく、きっとこれはイタリアのママンの味なのでしょう、ただ美味い!
急いで集合名所の「カーメル・プラザ」というカーメル一のショッピング・センターに戻ります。
そんなショッピング・センターでもこのきれいさ、何とゆとりのある作りだこと・・・急ぎ足になっているのは僕らだけのような気がして恥ずかしかったです。
ここカーメルにはエレガントでいてほんのちょっとだけスノッブかつキッチュ、いずれにしてもとても上質な時間がスローにスローに流れていました。

同行の大阪の親子さんは食事はマックだけにして、沢山ある画廊を回られたとのことです。
食欲に溺れた僕らは、ちょっと反省(笑)。

カーメルでの「短すぎる」時間の後は車をUターン、サンフランシスコを目指します。
もちろん帰る途中で、アウトレットでのお買物時間も約1時間はとられています。
ところが、この「ギルロイ・プレミアム・アウトレット」、さすがアメリカのアウトレットだけあって広い広い。
4つの建物から成っているのですが、日本ののようにそれぞれが近くにありません。
それぞれを車で移動するように作られているので、僕らはコーチのある棟をチェックするだけで予定の時間を終了してしまいました。
コーチでの買物のことは前に書きましたよね。
僕はキャビンバッグなどを衝動買いです(笑)。
周囲の沢山の店の中でもコーチはダントツの人気で、店内は本当に一杯。
それもアジア系の顔立ちの人が半分以上(ツーリストなのか、近郊に在住のアジア系の人なのかは判別つきませんでした)、レジは大体10分待ちの状態でした。
このお楽しみタイムの後は、買物の満足感からかうとうとしながら(笑)、車は一路サンフランシスへ。
午後の6時過ぎにホテルに到着しましたが、もちろんまだまだ日差しも強く、真昼間状態です。
一人$115と高額なツアーではありましたが、時間を有効に使え、ガイドさんからも「生きた」ベイエリア情報を沢山聞けて、僕ら的にはまあまあ満足できたツアーでした。

エグゼクティブラウンジは7時までやっているはずなので、とりあえずお茶を飲みに行きます。
時間は丁度カクテル・タイム、おつまみ(春巻きなど)も数種類出ていますし、手焼きと思われるナッツごろごろのソフトクッキー(美味しい)なんかも並んでいます。
でも、この側の景色だけじゃ物足らない・・・と、もう一つ上の階(最上階の45階)にある「シティースケイプ(CITY SCAPE)」というほぼ360度周囲がすべてガラス張り、窓・窓・窓・・・といった展望レストランに行ってみます。

実はここ、あと数日で閉鎖されてしまうんです。
後はリニューアルされてウェディング用などのプライヴェート・スペースになるとのことで、サンフランシスコの歴史を眺めてきたとも評されるこの歴史的な(?)レストランを一目見ておきたかったのです。

最近はここ、朝食用にも開放されていて、もちろんここで朝のブッフェを食べることも出来るのですが、たいてい朝は霧の中、それじゃ意味がないと朝はここに来てなかったのです。

今は燦燦たる陽光、一部の側はシェードを下しているほどでした。
さすがにサンフランシスコ最高所の一つ、素晴らしいシティー・ビューが広がりますが、それでも僕の眼ではゴールデンゲート・ブリッジまでは見渡せません。
どうしても霧にかすんでしまいます。
エントランスも歴史を感じさせるというよりは「しょぼい」感じ(「うらぶれた」って言うと言いすぎ?)なので見学だけさせてもらって、部屋に戻りました。

今日はこの後8時半から「ポストリオ」での夕食の予約を入れてあるのです。
「ポストリオ」・・・かの有名なウォルフガング・パックがやっているサンフランシスコ有数のファイン・レストラン。
せっかくサンフランシスコにやってきたので、一軒くらいはファイン・レストランも体験せねば・・・。
「アクア」「ファラロン」「ゲイリー・ダンコ」・・・いくつか候補がありましたが、土曜日のディナーということで、ホテルのコンシェルジュに大目のチップを渡したにもかかわらず、希望の時間に取れたのがここだけでした。
でもここ、ホテルから歩いて数分というロケーションも魅力的です。
結果的には行って良かった、素晴らしいディナーになったので、その報告は明日に!です。

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