eatin’ & relaxin’ in Seoul (10) 「JOO.OK」でランチ

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いよいよここのことを書く順番が来ました。
ソウル2日目のランチ。
僕が今回このソウル旅行のレポートを始めるにあたって、「shackinbabyはソウルで失敗しました」と書いた、あの失敗の回です。
はっきり言うといつも使っているデジカメを忘れて、ランチの様子をたまたま持っていた古いガラケーのカメラ機能で撮るしかなかったということで、その画質が恐ろしくひどいものだということです。
あまりのひどさにこのランチのレポートは飛ばそうかと思ったほどですが、日本未紹介の今後絶対に有名になるだろうと確信したレストランなので、あえて載せてみます。
本当にひどい写真なので、こうして初めにお断りを入れました。
お許しください。

ソウルに行ったら何を食べようと韓国のグルメサイトなどを見ていると、本当に少ない情報ながら「JOO.OK」という5月23日にオープンしたばかりという江南のレストランが、僕がこのところ集中して食べているhybrid modern korean cuisineのくくりの中に入りそう。
しかも翻訳サイトで英語に直してみるとalready very hip and trendy in townという評まで出てくるので、これは絶対行ってみたいと・・・。
ところがこのレストラン、情報が極端に少なくて、わずかに見つけたのは

     https://www.facebook.com/??-JooOk-955763071204963/photos?ref=page_internal

のみですが、それも食材の写真がほとんどで、店の様子、料理の内容、予約方法などについては一切書いてありません。
不親切・・・というか、そういう方針の店なんでしょう。
こうなるとますます行きたくなり、この手はどうだと「パークハイアットソウル」のコンシェルジュにメールしてみました。
するとさすが高級ホテル、わずか15分後に返信があり
「とても人気の店なので、基本的にそんなに近い日にちの予約は無理だと思いますが、明日営業時間内に連絡を入れて、予約が取れるように努力してみます」
と・・・。
翌日コンシェルジュからまたメールがあり
「予約は取れましたが、このお店を利用するには50000ウォンのデポジットが必要ですので、credit card authorization formにカード情報を記載して、ホテルまでFAXしてください」
とのことでした。
カード情報をFAXでというのは嫌でしたが、ま、これは仕方ありません、クアラルンプールの「マンダリンオリエンタル」の時もそうでしたから。

現実にレストランは連日完全満席、ホテル・コンシェルジュからの強いプッシュで何とか席を用意してくれたそうです(店のメートル・ドテルの話)。
やはりこういう時の高級ホテルのコンシェルジュの力ってすごいですね。

店の名前はたぶんpricelessとかpreciousといったような意味。
シェフは人気の「MINGLES」のシェフと、「NOBU」で一緒に働いていたという人のよう。
出される料理も「MINGLES」に似たもので、前日の「KWON SOOK SOO」などよりhybrid modern korean cuisineの中でも西洋料理寄りの料理が出されるようです。

店内は広くなく、ここも他のhybrid modern korean cuisineのレストランと同じく、こぎれいに作ってはあるものの、決してお金をかけているとは言い難いインテリア。

ウィークデイには26000ウォンのランチがあるようですが、この日は週末、メニューはアラカルトのみでした。
スタッフは僕の知る限りこうした店の中でも一番英語の上手な店で、特にメートル・ドテルはまさにプロ、絶対どこかのホテルなどで経験を積んだ人でしょう。
この店のシェフは手作りに力を入れているそうで、特に酢に関しては自信を持っていると・・・。
オレンジ、林檎、柿の3種類の酢が運ばれてきて味見をさせてくれ、料理もかけて欲しい、それに水にも数滴入れて風味を味わって欲しいと言われます。
柿の酢が僕は好きでしたね。
メニューには前菜、early summerという前菜の季節メニュー(pepper leafとかfatsia leafを使ったものが多かったです)、メインが魚、肉いろいろ並んでいます。。
まずはアミューズとして豆腐を韓国系の植物の葉でつつんだもので、胡麻の味も・・・。
で、前菜からは魚のカルパッチョ(19000ウォン)。
この店のアラカルトは1人前というにはやや量が多く、基本2人でシェアするタイプのようなので、注文の際、料理の量をメートルドテルに確かめて、少なめの量の物から選んでみました。

(改めてひどい写真で申し訳ありません)
魚のこれは鱸でしょう。
上質なオリーブオイルにえごまや山椒、昆布の味もして、これはアジアの味が集合した、優しいけれど主張のある美味しい一皿でしたね。
パンは焼きたてこんな形で・・・。

バターも美味しいもので、ニュージーランド産とか言っていました。
またシェフからのプレゼントとして、釜山産のアンチョビのディープ・フライも運ばれてきました。

(こうなるともう心霊写真風ですね)
ソースはスパイシー・アイオリといったもの。
僕のメインはこれ、カルビご飯(正式なメニュー名は忘れました、29000ウォン)。

(改めてひどい写真で申し訳ありません)
これはちゃんときれいな写真で残したかったですね。
何とも量もたっぷりのジューシーなカルビの下はビーフ・ブイヨンのリゾットです。
これもkorean meets westernで、すべて美味しく食べられましたよ。
肉質も良かったし、リゾットの炊き具合もピッタリ。
えごまの葉とか、大蒜の芽も良い味出してました。
付けあわせのサラダは韓国の葉(名前を教えてもらったのですが、覚えきれず)、ソースは醤油、胡麻、唐辛子も少し入ったもの。
デザートは?と勧められたのですが、一皿の量が多めだったので、さすがの僕もこれで充分でした。

シェフが手作りしているという酢や香辛料、ソースなどの瓶が美しく並び、この辺りがこの店の代表的なインテリアでしょう。

料理は美味しいし、サービスも充分、やはりこの店は来て良かったレストランでした。
僕のあまりにひどいガラケーのカメラ写真ばかりではどうしようもないので、最後にネットから見つけ出したこの写真を貼っておきます。

僕だっていつものカメラを持っていけばこのくらいにはランチの様子を写せたのに・・・。
今回は本当にひどい写真で失礼いたしました。
次回(11)からは、またいつものカメラで、食べ歩きを撮っていますので、お許しください。
で、僕が今回食べ歩いているまだ日本であまり有名でない店の数々、今年中に発売されるというソウルのミシュランガイド

に載るでしょうか?
この店を訪れたい方のために・・・。


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