新宿の「王ろじ」のとんかつは、しみじみ美味い。
この2年間で、3回目だ。
いつ行っても行列ってほどでもないし、店の人の感じも良い。
あのなんとも「レトロ過ぎないレトロ感」を感じる、大衆食堂っぽい作りも僕の好み。
でも、なんと言ってもとんかつそのもの出来が素晴らしい。
僕の一番好きな御徒町の「蓬莱」のとんかつのハイブローさと対極にある「庶民の最高のご馳走」としてのとんかつだ。
前は「とんサンドイッチ」、その前は「とんかつセット」だったから、今日は「とん丼」に。
とん丼?
この店ではカツカレーをこう呼ぶ。
外はカラっと中はジューシーに揚がったとんかつの「独創的な」盛り方の下に、カレー・ルー。
カレー・ルーはなつかしい昭和のカレー、でも食べ進めるとピリっとスパイスも効いてくる。
とんかつの上にたらされたこれも懐かしいウスター・ソースとあいまって、最高に王道の味である。
今日はほめすぎ?