キュイジーヌ・ミッシェル・トロワグロ

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新宿の「センチュリーハイアット東京」にあるトロワグロのレストラン、「キュイジーヌ・ミッシェル・トロワグロ」で会食があり、ランチながら久しぶりのフレンチをコースで楽しんできました。
場所的には昔イタリアンの「マキャヴェリ」があったところ、でもエントランスなどは前とは別の場所になっていました。

エントランスはさすがファインダイニングらしく重厚な作りですが、ワインセラーの見せ方とかガラス使いが、軽やかな感じも、つまりトロワグロらしさも演出しています。
入ると、ウェイティング・エリア。
赤と細かく入った金糸の椅子がゴージャスですが、このエリア、なんかちょっと中途半端な気もします。
天井の梁は「和」のテイストも取り入れたいというトロワグロの提案で、古民家からのものを使っているそうです。
奥に広がるのはオープンキッチン。
こんなところも「今」風ですね。

入るとすぐは、大きな窓から木々の緑が眼にもまぶしい明るい開放的なエリア、奥に行くともう少しインティメットな感じの・・・と、大きく2つのエリアに分かれています。
個室もあるようです。
テーブルセッティングもモダンでなおかつ温かみがあるものです。
木のパン皿なんか象徴的です。

まずは、メニューにはない3種類のアミューズ。
遊び心も充分な「つき出し」です。
一番左のクスクスを揚げたものが美味しかった・・・「つき出し」といえどもすべて適温で、つまり最高の状態で出てくるのはうれしいものです。
決して作りおきではありません。
岩塩も質の良いものを使っています。

これもメニューにはないソラマメの冷製スープ。
フルーツや野菜を揚げたものや、更には胡椒など、いろいろなものが少しづつ入っていて、複雑な味、でもトータルとしての美味しさを120%感じさせるスープになっています。

パンもまた最高。
トロワグロらしくバジルを入れたのが個人的には一番の好み、でも食感を違えた胡桃やベーコン入りもさすがの味です。
バターは無塩バター。
塩気が欲しい人は上に岩塩を散らしてあるところを取ります。

さて、ここから本当の料理です。
まず、「ハマグリとムール貝のマリネ 赤ピーマンのヴィネグレット・エストラゴンのペストー 」です。
なんという色彩感覚、なんという地中海の風(笑)
眼で美味しく、舌でも美味しい一皿です。

魚料理は「真鯛のナージュ・サフラン風味 」です。
見る川に、味わうだに「トロワグロ」って感じ。
ハーブ使いが上手です。

肉は「仔羊骨付きロース肉の焦がし焼き クミンシードの香り トマトと茄子のクロック 」。
これも言うことなし。
子羊はやわらかく臭みも全くない上質なもの、2種類のソースも独創的でした。
写真では小さく見えますが、量的にも今の僕にはまずまずの量。
クロックとは右側の格子模様の料理のことです。
ここまでくると、ひさしぶりの味わう「コース」はさすがに満腹感あります。

デザートは「プラリネノワゼット・玄米あられ・久保田千寿のミルフィーユ グリオットのソルベ添え 」というもの。

もう大きな白いキャンバスに絵を描きましたって感じ。
レストラン・デザートとはこうあるべきでしょう。
ただせっかくの久保田千寿、その香りはあまり生きてはいませんでした。
トロワグロが久保田を好きなんだそうです。

最後はコーヒートとともに小菓子も。
これも遊びのある楽しく味わい深いものばかりでした。
お客さんも多くなく、サービス陣は相当な礼儀正しさとホスピタリティー・・・今度は夕食時にアラカルトで試してみたいですが、サイフのほうが・・・・(泣)。
ご馳走様でした。
今日はここに宿泊するので、代金は部屋付けしてもらい、すべてゴールドパスポートのポイントになる予定です。(宿泊していないときはポイント付与なし、でもANAのグルメマイルとかは付きます)

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