「センス」@マンダリンオリエンタル東京

スポンサーリンク

先週、日本橋のマンダリン・オリエンタル東京の中華料理店「センス」でお昼を食べる機会がありました。
曇り空で今にも泣き出しそうな悪天候でしたが、それでも窓際の席も用意していただき、高層階からのシティービューを堪能しながら、楽しいランチになりました。

この「センス」はホテルの37階にあります。
この階にはフレンチの「シグネチャー」もありますから、まさに美食の殿堂といったフロアでしょう。
高層階からのビューも売り物の一つですから、予約のときに窓際というのを強くリクエストしておくのは必須ですね。
モダンな雰囲気の中、赤いプレートで中華風なアクセントを付けたインテリアが、新時代の中華料理レストランです。


ランチ・コースの最初は、本マグロの刺身サラダ広東風というもので、特製の醤油ドレッシングでいただきます。

これは美味しかったですね。
パシフィックリムのレストランでも出てきそうなメニューですが、付けあわせと盛り付けはまさに中華ですし、テクスチャーの違いを考えているところはヌーベル・シノワ、醤油ドレッシングは日本人シェフならではの味です。
マグロも質の良いものが使われています。
2番目は点心、三種蒸し餃子。

これは点心師の張シェフの作品だそうで、さすがさすがの出来です。
サンフランシスコの飲茶の点心とは全然違います。
繊細な味、完璧な形・・・香港の超高級広東料理店と同レベルです。
次はフカヒレのスープ。

これは僕らは我侭を言って、上湯の味を生かした一番「普通」の味のスープにしてもらいました。
最高級店には、こういう客の我侭にも出来るだけ答えてくれる「姿勢」があります。
メインの一つ、車海老のマンゴマヨネーズソースが出てきます。
これは面白いです。
基本はいわゆるエビマヨなんですが、マンゴの果肉がたっぷり入ったマヨネーズ・ソースが実にスペシャルで、付け合せのベビーリーフの柔らかな食感と色彩感に、オリジナルを感じます。
シェフのセンスの程が伺われる一皿です。
もう一つのメインは、和牛フィレ・スライスと7種類の野菜との炒めものです。

味付けはブラックビーンズ醤油味で、ある意味、これは予想できる味。
でも質の良い牛肉と、彩りも考えた野菜、この量、この盛り方・・・古典的な中華料理ではありません。
それはご飯物でも感じます。
チャーハンはチャ-ハンなのですが、高級店らしくほぐしたハタの身が入っていて、アスパラガス入りのグリーンソースあんかけ、になっています。
古典に新しいフレイヴァーを盛り込んでいる姿勢に、乾杯です。

味ももちろん悪くありません。
この量、盛り方も上品です。
デザートは3種盛り。
ほとんどが本物のマンゴといった贅沢なマンゴプリンの両脇に、フルーツソース使いの杏仁豆腐、紅イモのスイートスープ・・・どれも美味しく頂きました。
茶器もオリジナルでしょうか、モダンな良い感じのティーセットです。

お腹もいっぱいになって席をたつと、こんな風景が。
やはり僕は「高いところ」が好きです(笑)。

タイトルとURLをコピーしました