佐原 きってい
佐原で美味しい店というと、小堀屋の蕎麦、そしてこの「吉庭」(きってい)という800坪の美しい庭を持つ古い和風建築の一軒家でいただく創作料理、このあたりがすぐに思い浮かびます。
晴れ渡った空に緑が一杯の「吉庭」の入り口、期待が高まります。
内装は古い昭和の建築、庭に面した廊下、美しく細工されたガラス枠や欄間、当時そのままの電灯の笠・・・・。
昭和初期の高級な邸宅の雰囲気を残して、モダンな感覚をプラスしています。
お昼は松花堂弁当などのリーズナブルなものも多数あるようですが、今回は昼・夜通してのコース・メニュー(込みで5000円)をいただきました。
突き出しの後、この和風前菜盛り合わせ。
洋風前菜。
白いのはマスカルポーネのムース。
カブのムースにグリーンピースのソース。
野菜の匂いがしっかりたっていて美味しいですが、ソースがもう少し滑らかなほうがBETTERかも。
中華2種類から、どちらかが選べます。
ここはフレンチをベースに和食、そして中華までも取り入れちゃおうという店なのです。
魚は真鯛。
肉料理は3種類から選べますが、きょうはほほ肉のワイン煮込みで。
ナイフ・フォークのほかに箸もセットされているので、ここは思わず箸で食べちゃいました。
肉料理のときにフランス・パンもサーブされますが、最後はここの名物「はまぐり丼」でシメです。米は地元名産の「たこ米」で、最高の飯に仕上がっています。
デザートは下の2種類から選べます。
綺麗な庭を見ながら最後にコーヒーまでいただいての約2時間、東京で食べたら一体いくらになるのでしょう。
サービス陣も親切な人が多く、お近くまで行かれて良い天気の日にゆっくりとンチ、という時にはお勧めです。夜にはライトアップされてまた別の雰囲気になるそうです。