最近のヒルトン・ステイをレポートするシリーズも、新宿、お台場、舞浜、汐留(コンラッド)と続けてきたので、今度は「ヒルトン成田」の体験を・・・。
このステイも50%OF以前の予約だったので1泊1室14000円という高めのadvance rate、HPCJ割引が20%あっても、税サを加えると総額13548円という値段になる予約でした。
この日の予約を後で50%OFFのレートでみると確か9900円くらいの表示があった記憶なので、このレートからの割引はないにしろ僕のレートより総額で1500円くらいは安く、「失敗したなぁ、悔しい」の一言(泣)。
なるべくお得に泊まりたい僕は、こういうことに本当にぐじぐじしてしまうんです。
相変わらずこのホテルは、以前より宿泊回数は減ったものの、顔パス状態。
レセプションカウンターに着くともう僕のチェックイン用紙が出ている・・・。
有難いというか、ホテルマンすごい・・・というか。
部屋はいつも通りdeluxe plusの部屋にアップグレード、ウェルカムアメニティー、新聞、朝食、free wifi、フィットネス・大浴場、バーでの無料ドリンク一杯などのサービスもいつも通りでした。
今回の成田行きは友人との久しぶりに歓談だったので、飛行機好きの彼女と、成田空港周辺をいろいろ回ってきたことも。
前回この時の宿泊はHPCJ割引後で13546円だったと書いたのですが、その後ちょっといろいろあって、この後は書こうか書くまいか迷ったのですが、書いちゃいますね。
実はこのレート、advance purchaseだったので、支払はチェックアウト時は無し、ただfolioと領収書をもらっただけで、価格など細かいことは見なかったのです。
数日後、封筒を開けて領収書を奥さんに渡すと、彼女「ずいぶん安いのね」と。
えっ、このホテルにしてはかなり高いけど・・・と、改めて領収書とfolioを見てみると、何と8960円++で総額10838円となっているじゃないですか。
びっくりしてホテルに電話をしてみると、別に慌てるわけでもなく、「このお値段で合っております」と・・・。
これ、一体何なんだろうと数秒は考えましたが、安くなることは僕にとって嬉しいこと、藪蛇にならないように、それ以上は聞きませんでした(笑)。
本当に一体何だった?
ホテルの外にいると、頻雑に聞こえる離発着する飛行機の爆音。
ホテルの中に入るともちろん気にならなくなります。
昔「リーガロイヤルホテル成田」だったころには、この中庭でアライグマが飼われていました。
ロビーも少しずつ少しずつきれいになってきています。
スタッフはベテランと、まだ入ったばかりの若い女性との差が大きいです。
チェックインカウンターはエアポートホテルということもあって、早朝から深夜までまんべんなく忙しそうで、さすがにどの人も英語には堪能そうです。
ロビーの奥は「JAVAカフェ」と「テラスレストラン」。
無料で使えるPCが並んでいます。
1階にはもう一つ「テラスバー」というのもあって、そこのドリンク1杯の無料サービス券ももらえます。
この他の上級会員への特典は、スイート以外では最良のdeluxe plusにアップグレード、ウェルカムアメニティー(せんべい)、新聞、「テラスレストラン」での朝食、free wifi、ヘルスクラブ(フィットネス・大浴場無料)など・・・。
部屋は11階、ドアはカードキーで開けます。
hilton roomが25㎡ですから、この35㎡のdeluxe plusは広さに余裕があります。
リネン類は普通と思いますが、僕はここのベッドは自分に合っているようで好きです。
いつも頼んでいるそばがらの枕も、いつも通り置いといてくれます。
空気清浄機付き。
机などビジネスユースにも対応しています。
浴衣と・・・
バスローブ。
ちょっと洗濯しすぎでしょう、経年の劣化も。
ミニ風呂敷包みの中身はアメニティーのせんべいです。
ウェットエリアは少しいじってありますが、基本的には昔スタイル。
ベイシン周囲はいつものヒルトン仕様です。
写真には見えていませんが、ホテルでいう多機能シャワー、ま、小さなレインシャワーも付いています。
deluxe plusの部屋はエアポートビューです。
天気さえ良ければ、かなり良く見えます。
次々に離発着する飛行機をこの角度から見ることが出来ますよ。
一日見ていても見飽きません。
なお「ヒルトン成田」は地下1階地上13階の客室数548室のホテル、今は「イシンホテルズグループ」じゃなくて「ホテルマネージメントジャパン」の運営。
GMは7月に変わったばかりで、「ヒルトン東京ベイ」、「ヒルトンニセコビレッジ」、「ヒルトン福岡シーホーク」、「オリエンタルホテル東京ベイ」、「オキナワマリオットリゾート&スパ」を経ての就任のようです。
朝食
「ヒルトン成田」ではヒルトンの上級メンバーには「テラスレストラン」での朝食が無料で提供されます。
これは「JAVAカフェ」越しに、「テラスレストラン」を見たところです。
「テラスレストラン」はオールデイ・ダイニング、というよりオールデイ・バフェ・レストラン。
朝食もバフェで、朝の6時半から10時まで(週末は11時)までです。
前回ここの朝食をレポートした時と一番変わったのは、このエッグステーションの位置。
窓際となりました。
以前卵料理を作っていたところは窓が閉じられ、前にはホット・ディッシュが並ぶだけに・・・。
卵のサニーサイドアップなどは前はありませんでした。
ヨーグルト、フルーツ。
チーズ。
野菜サラダ。
こうして見ると容器の周囲に野菜が散らばり、余り見良くはないですね。
パンはヒルトン標準。
ソフトドリンク。
シリアル類。
僕は好きではありませんが、オートミールも置かれるようになりました。
ご飯、味噌汁、お粥などはここ。
和食のおかず、粽などの中華点心、焼きそばなど、このジャンルは割と豊富です。
窓際の明るい席で食べた僕の朝食。
あまり食べちゃうとランチ食べられなくなっちゃうので、このくらいに・・・(笑)。
夕食
成田在住の長年の友人、P女史と夕食。
彼女からのお土産はこれ、「かもめの玉子」の栗入り秋バージョン。
いつも有難うございます、ご馳走様<Pさん。
彼女の新車を市内の駐車場に入れて(このところ駅近くにも駐車場は増えてきていますが、たいてい満車で、入れるのは大変そうです)、成田の繁華街(一応)をぶらぶら。
車を降りて夕食場所まで歩いていると、さすが成田、こんな看板にも出会います。
エアラインクルーの制服のフィッティングの店なのでしょうか。
あぁ、昼間店が開いているうちに見たかったな。
で、僕らが向かったのはブラジル料理店「teco teco」というブラジル人と日本人カップル(たぶん)がやっている、小さなそして家庭的なレストラン。
(「teco teco」はポルトガル語で何かを意味してるとPさんに教えてもらった気がしますが、失念してしまいました)
お客の半分以上は非日本人、スタッフ(たぶん奥さん)も英語、ポルトガル語がネイティブクラスです。
明らかに各国のエアラインクルーと見える人たちが多く、店内の雰囲気は実にインターナショナル。
店内の黄色はブラジルを感じさせ、お客と流暢なポルトガル語で話す奥さんなど、日本ぽくない、これは料理も日本に合わせない、本場に近いブラジル料理~シュラスコが味わえそうです。
メニューは写真入り、日本語英語ポルトガル語併記、値段は明快で、ビーフなどの他にポーク、チキン、魚、サラダ、数々の前菜と豊富なメニューから選べます。
値段など詳しくは、店のHP
をご覧ください。
まずはガラナ・ドリンクとマテ茶で乾杯。
ガラナは北海道にでも行かないと、なかなか飲めないですもの。
最初に出て来たのは揚げたて熱々のパステル。
中身はチキン、チーズ、ひき肉で、3種類を一つづつ入れてもらいました。
味は美味しいものの予想内の味。
この辛いソースと、皿に付いている玉葱メインのソースをつけると、美味しさが際立ちます。
これが僕の方のメイン、ピッカーニャ・ナ・ブラザ。
オージービーフのイチボという部分で、かなりなボリュームがあり300gはあるでしょうか、岩塩のみで炭火焼きされたシュラスコの王道のような一皿です。
マンジョッカというタロイモのフライも揚げたてサクサクで、玉葱ソースも良く、第一この肉はしっかり肉の味がしていて、これはお値段以上。
焼き方も良いと思います。
Pさんの方はシュラスコテコテコの(小)という一人用メニューで、は、ピッカーニャだけでなく、ポークもソーセージもと、本場の提供スタイルとは違いますが(ここではプレート)、一応「teco teco」風のシュラスコというう位置付けです。
「疲れた時は肉~~」というPさんも、「この値段にしては美味しい」と太鼓判を押していました。
ご飯も少しついていて、肉汁と一緒に食べると、これまた〇。
サラダとフェイジョン(豆)も付いてきます。
肉と煮込んだフェイジョアータではありません。
更に「他の店のとは全然違いますから」と勧められたので、自家製ポンデケイジョも頼んだら、もう僕らはお腹一杯。
確かにもちもち感が強く、焼きたて熱々ということもあって、これもOKでした。
ドリンクも含めてすべてで6000円ちょっとでした、カードも利きます。
シュラスカリアで食べるのとは全然雰囲気は違いますが、プレートの上は本当にブラジルの味(たぶん)、この外国人だらけの中で食べると、エトランジェ気分も高まって、いかにも成田の夜です。
もちろんこの後も場所を変えて、夜遅くまで歓談は続きました。