僕の乗ったJAL741便はフィリピン時間の午後1時10分にマニラのニノイアキノ国際空港に着陸。
空いているイミグレを難なく通過し、クーポンタクシーに乗ったのは午後1時半でした。
宿泊する「コンラッド・マニラ」までは350ペソ、1ペソは約2.3円だったので日本円にすると約800円。
日本の感覚からすると安いと思ってしまいますが、帰りのホテル⇒空港はフィリピン版ウーバーの「グラブタクシー」でたったの137ペソ、やはりクーポンタクシーは便利ですが、高い乗り物ということになります。
料金は運転手に降車時現金で払いますが、チップも要求されず、お釣りもちゃんとくれ、明朗会計でした。
空港周辺はやや混んでいて、あとホテル周辺に一歩通行の箇所が多かったので、ホテルまでの所要時間は約20分。
前回マニラに来た時、工事の進捗状況を見に来た「コンラッド・マニラ」が視界に入ってきました。
見えている観覧車は「MOAアイ」といい、このオーシャンサイドはいくつものアトラクション、飲食店が並び、夜は一大レジャー・エリアとなっています。
「コンラッド・マニラ」は2016年のオープン。
そうそう、来年には空港近くに「ヒルトン・マニラ」もオープンするんですよ。
マニラの発展に合わせて、ヒルトンも急ピッチでフィリピンに、マニラに進出しようとしています。
「コンラッド・マニラ」はかなり巨大な、外見やや複雑な形をした(船のイメージでしょうか)コの字型のホテルです。
8階建て(といっても8階はまだ未オープン)で、その3階から7階までに347の客室があり、エグゼクティブラウンジは7階にあります。
↓はメイン・エントランスではありませんが、「コンラッド」と並んで書かれている「Sメゾン」というショッピングモールはホテルの下に入居しています。
そして見えている連絡通路で総敷地面積40万㎡にも及ぶアジア最大級のショッピングモール「モールオブアジア」(MOA、発音はモールオブエイジア)にも繋がっています。
これがメインのエントランス。
マニラの他の高級ホテルと同様、タクシーで着くと、セキュリティチェックが厳しく、麻薬犬まで出てきます。
更に今度は手荷物を機械に通し、人はボディチェックを受けます。
これを体験すると、「あぁ、マニラに来たなぁ」を実感します。
↑の写真の一番奥にベルとコンシェルジュのデスク。
これは位置が悪いですね、もうちょっと使いやすいところにあった方が便利だと思うのですが。
新しいホテルだけあって天井は高く、空調もばっちり、デザインはモダンで、清掃もぴかぴか状態のエントランス・ロビーです。
ただ天井からのインテリアの周囲に柵があるのは興ざめです。
手を伸ばせば触れちゃうからでしょうが、そうならもっと高い位置に作れば良かったのに・・・。
これはたぶん季節限定のギフトショップというかペストリーショップ。
エレベーターでレセプションがあるという3階まで上がると・・・
何ともダイナミックなこの景色が目に入ってきます。
季節柄モダンなクリスマスツリーも。
巨大なガラス窓は良く磨かれていて、ここからはマニラ湾が一望の元です。
もし夕方まで晴れが続いたら、有名なマニラ湾に沈む夕陽は絶景でしょう。どこか「コンラッド大阪」などに似たテイストを感じますね。
ここがレセプション・カウンター。
フィリピンだけにどの人も英語は流暢、とてもフレンドリーです。
僕のステイタスをチェックするとチェックインは7階のエグゼクティブラウンジと言われ、7階までエスコートされます。
予約はヒルトンのウェブからで、bay view king premier roomを1泊1室8190ペソ++、総額10059ペソ、日本円にすると総額約23000円というもの。
このホテルでのアップグレード情報はあまりなかったので、取りあえずbay viewは押さえておきましたが、さて、どんな部屋になるのでしょう。
スイートルーム
時間がかかった「コンラッド・マニラ」7階エグゼクティブラウンジでのチェックイン。
アフタヌーンティーとして出ていたスイーツを摘まみながら部屋への案内を待っていましたが、20分はかかったでしょうか、やっとのことで部屋へ案内されました。
(部屋の準備が出来ていなかったのではなく、チェックインと部屋案内の順番待ちだったよう)
案内された部屋はラウンジと同じ、客室階としては最上階7階の、シティビュー側の部屋が途切れて廊下が広くなったところにある部屋。
ラウンジのレセプショニストがドアを開けてくれます。
このホテル、もちろんエレベーターも客室のドアもカードキーをセンサーに当てて作動させるシステムです。
おっ、すぐにベッドが見えない・・・。
入ってすぐにあるのが広~いトイレ。
ということは、ここはスイートルーム、やったぁ、アップグレード、来ましたぁ!
多分部屋タイプはbay view king premier suite – lounge accessというものでしょう。
広さは80㎡あると・・・。
(このホテルの客室カテゴリーは
で見られます)
特徴的なアーモアの中にはミニバー・アイテムがぎっしり。
ネスプレッソ完備、カプセルは6個あり、無くなるとターンダウン時補充しておいてくれます。
ティーバッグはニューヨークの「ハーニー&サンズ」(HARNEY & SONS)。
窓際にデスクがあり、眼下にはプール、眼の先は一面の海原、マニラ湾ビューです。
ただこのデスク、電源タップが周囲になく、そういう意味ではちょっと不便でした。
置かれているブローシャなどはどれもまだきれいなもの。
全体の質感はそう高いとは思えませんが、とにかくどこも新しく、色合いも揃っているので、居心地は悪くなさそうです。
ラウンジから外を見た時には雲がメインのどんよりした天気だったのですが、わずか30分くらいの間に随分陽が出てきました。
良かった・・・。
出来れば太陽を一杯浴びたい、プールにも入りたいので。
今度は眼をベッドルームの方に向けてみます。
TVはfolioやmessageなども見られる高機能なもの。
両側からベッドルームに行けますが、共にドアで閉めることも出来ます。
「コンラッド・マニラ」のアップグレードされたbay view king premier suiteという部屋を見ています。
今度はベッドルーム。
窓際にはロング・ソファ、床はフローリングでベッド回りにラグ敷きです。
ベッドそのものは良いベッド、リネン類は標準、枕は大きくて寝心地は良好。
ベッドサイドのスイッチで、ブラインドとカーテンの開閉、照明のコントロールなど可能です。
ブラインドとカーテンを開けて寝ると、朝ベッドから起き上がると、ベッドの中から海が・・・。、
次はベッドルームから行けるクローゼット。
必要なものは全部揃っている感じです。
セイフティボックス、ドヤイヤーもここ。
バスローブはすごく肌触りの良い良品。
そしてこのクローゼットの奥にウェットエリアが・・・。
バスタブには狭いながらソープやボディウォッシュなど置くところもあって便利です。
水圧や水質は普通。
バスマットやバスソルト。
ベイシン周りは鏡も大きく、照明も充分です。
埋め込みのTVもあります。
アメニティーはアロマセラピーアソシエイツ。
シャワーブースとトイレ。
シャワーブースは大きめ、広めで、ここの特徴はボディ部分に当てられるシャワーもあり、シャワーヘッドから、頭上からと、計3種類のシャワーが選べます。
全体の印象として、今の時代に標準といえるようなスイートで、質感はそう高くはありませんが、まだ新しいこともあって、充分な広さのある快適な部屋となっていました。
これがアップグレードとはいえ、今回のように23000円くらいで泊まれれば、もう◎としか言いようがありません。
ホテルのウェブには以下のようにこの部屋の説明が・・・。
★BAY VIEW KING PREMIER SUITE – LOUNGE ACCESS
80 sqm 1-bedroom suite, bay view, complimentary breakfast
Be mesmerized by stunning Manila bay views as you luxuriate in stylish comfort with a generously sized Premier One-bedroom suite with separate living room and guest power room. Enjoy exclusive access to the Executive Lounge with express check-in and check-out, complimentary breakfast buffet, refreshments throughout the day and cocktails in the early evening as well as meeting rooms usage. Be refreshed after a day’s schedule with the hydrotherapy shower experience within a thoughtfully designed bathroom with separate shower and bath, complete with in-mirror TVs. Fill the room with the aroma of freshly brewed coffee from the espresso machine and favorite tunes from the blue-tooth enabled speaker, while you connect to the world with complimentary standard WiFi. For convenience, there are also a 42-inch TV, in-room safe, iron/ironing board and individually controlled air-conditioning in this suite.
エグゼクティブラウンジ
「コンラッド・マニラ」7階にあるエグゼクティブラウンジのイブニングカクテルは早めの午後5時からのスタートです。
終了は午後7時で、ラウンジそのものは午後11時(ウィークデイは午後10時半)までと長めのオープン。
飲食の置いてあるエリアは、アフタヌーンティーのあと午後5時までドアが閉まっていて、時間になると開くシステムです。
出されているアイテムは想像以上で、ディスプレイもですが、質が良いというか、食べて美味しいものが多かったです。
フルーツやスイーツもあります。
フィリピンなので・・・。
アルコール類。
鮪のタルタル、海老のピリ辛中華風、海老のマヨネーズ合え・生マンゴ添え、どれも良いお味でした。
サンドイッチやパスタもありましたよ。
カクテルタイムを楽しんでいるうちに、窓の外では夕暮れが迫ってきています。
天気の移り変わりは早く、雲が切れ真ん丸な太陽が姿を現したと思えば、ダークな雲が湧き出て・・・という具合。
つまり雲の切れ間からは水平線に沈む夕陽が見えることもありましたが、隠れてしまう瞬間も多いということ。
有名なマニラ湾の夕陽というのは、残念、この日は完璧には無理でした。
今度はラウンジを出て、3階のロビーに場所を移します。
ここの大きな窓から夕日を眺めますが、水平線上には雲が・・・。
それでも一刻として同じ景色はないサンセットに多くの人が見入っています。[
不完全ながら夕陽ショウをロビーから見た後は、プールサイドでもサンセットタイムを・・・。