香港2泊4日withおば様方 (15) 「満福楼」の煲仔飯

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飲茶好き叔母様が一人いたので、ついつい飲茶が多かった今回の香港、この日はそれでも比較的ちゃんとした(?)夕食になりました。
でもラウンジで何やかやと摘んでいるし、街角で何か珍しいものを見つけると一つ買って、皆で味見もしているし(笑)・・・なかなか一店でコース料理までは食べられないのが現状でした。
僕も食いしん坊ですが、叔母達のも、年齢にしては(笑)相当にすごいものでした。
「ハイアットリージェンシー香港・尖沙咀」からMTR荃灣線の尖沙咀駅に入り、KCR東鉄の尖沙咀東部駅まで・・・ここは地下で繋がっていますから、例えば「インターコンチrンタル香港」とか「ルネッサンス・カオルン」(以前の「ニューワールド・ルネッサンス」です)などのホテルに行くのに、地下での自分の位置さえ分かれば(ちょっと地図表示は不親切です)、とても便利になりました。
この日はこの後、尖沙咀東のクリスマスイ・ルミネーションを見る予定にしていたので、ハイアットからの通り道になる「ルネッサンス・カオルン」の中華料理レストラン「満福楼」(英語名は「Dynasty」です)に行くことにしました。
行く途中では、ハイアットの入る高層ビル「K-11」が否が応でも眼に入ってきます。
で、これは「ルネッサンス・カオルン」のロビーのクリスマス・ツリー。
実はこのホテル、今年の3月末で閉館となる予定なのです。
このクリスマスツリーも最後の出番というわけでしょう。
確かにやや古ぼけてしまった感のある館内を4階まで登ると、この香港ジモティーご愛用の「満福楼」があります。

本当にここは僕ら外国人が少ない、尖沙咀のホテル・レストランででこんなに香港人率の高いレストランも少ないでしょう。
インテリアは中国の邸宅風。
英語の通じるウェイトレスも多いですが、半分くらいの年配のボーイは英語は全く駄目そう・・・観光客に媚びていなくて、これはある意味期待できそうです。

まずは海老とspring onionの炒め物。
美味~~い、特に使っているXO醤が絶妙・・・中華炒め物の王道です。
次はハタの蒸し物。
ところが、これはちょっとしたアクシデントがあって写真失敗・・・すみません、初めての「写真なし」です(泣)。

で、今日のメイン(笑)、煲仔飯(ボーチャイファン)の登場です。

煲仔飯は香港の冬の風物詩、日本で言う土鍋ご飯、釜飯と表現する人もいますね。
もう少し説明させていただくと、土鍋を使って一人前ずつの白米を炊き、炊きあがりの直前に、下味を付けた具を乗せて蓋をして蒸して、醤油ベースのたれをかけて完成させるご飯料理・・・というのがほぼ定義といえるでしょう。
普通はこのように片手持ちの土鍋を用い、具には、鶏肉、牛肉、広東式の干しソーセージ、カエル、魚、シイタケ、ネギなどのほか、オプションで卵を入れたりもします。
炊きたてのものが食べられて、具も本来の持ち味を生かすことが出来ますが、米を研いでおいても、炊くのに30分ほどかかるのが難点です。
だからここでも煲仔飯は注文に25分をいただきます・・・とメニューに書いてあります。

この手間を省くために、安めの値段の茶餐廳などでは、事前に注文が入ることを見越してご飯を炊いておきて、客の注文を受けてから好みの具を乗せて蒸す事で、時間節約を図っている例もあるそうです・
もちろんこれは正真正銘の炊きたて・・・おこげも最高に良い味出していて、中国醤油とラードで味を整えて、食らいつきます(笑)。
この日の煲仔飯は椎茸や鶏肉の入った「北菇雞煲仔」です。
あぁ、満腹(笑)。
海老にハタにご飯・・・そして締めはマンゴ・プリンです。
ウェイトレスが「日本人は必ず頼む」というマンゴ・プリン・・・僕には「標準より上」って感じでしたが、例によって叔母様方はもう熱烈歓迎(笑)。
ま、ツアコンした甲斐はあったということですが・・・。

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