「アル・カスル」の中というか「マディナ・ジュメイラ」の中は、クリークを行き交うアブラでも、このカートででも、好きなときに好きなところまで行くことが出来ます。
この日の朝は、僕がまだはっきりと見ていない、このホテルの壮麗なエントランスと朝のビーチを見に、連れて行ってもらいました。
ドライバーは中国人、何とこのホテルに来るまで英語をほとんど話せなかったとの事ですが、どうしてどうして大分上手になっています。
彼は英語の勉強をするためにこのホテルに来たんだそうです。
そしてそういう目的の中国人が何人もいるそうです。
で、ここがこのホテルの問題なんです。
巨大リゾートなるが故に、沢山のスタッフが必要、客の前に出るスキルがないうちに実線に出てしまう、ちゃんとした教育システムがない(彼の言葉)・・・こんなところからここのスタッフの玉石混交感は生まれるのでしょう。
その点、ハイアットなんかは・・・いやいや、もう止めておきましょう(笑)。
さぁ、これがこのホテルのエントランスです。
宮殿のイメージのシンボル、黄金の馬もファサードの各所に点在しています。
車はひっきりなしに到着しますが、ベルも数多く、いつもきれいに片付いています。
カートで、ビーチにも回ってもらいました。
いつ見ても、このホテルは印象的なフォルムですね。
相変わらずその人気は高くて、ラウンジから「アフタヌーンティー」の予約を入れてもらいましたが、「向こう一週間はすべて満席」との返事。
系列ホテルからの予約でこれですから、人気のほども分かろうというものです。
ビーチのベッドに徐々に人が増えていきます。
そしてこれがビーチフロントに並ぶ、「ダル・アル・マシャフ」の中でも高級なほうのヴィラ、「マラキヤ・ヴィラ」(Malakiya Villa)です。
これで一泊80~90万円くらい(通常時期はこの半額でOKです)、超ピーク・シーズンには出来れは1週間以上の予約でお願いしたいとのこと・・・と言うことは一週間で600万くらい???!!!
びっくるする庶民の僕に、レセプションの美女、嫣然と
「でもお客様、これには朝食が2名様分、付いております」
と。
そりゃ、600万も払うんだから朝食くらい付けなさいよ(笑)。
ちなみに来年の年末年始はこのカテゴリー、予約でもう一杯だそうです。
はっきり言えば、毎年のリピーター用にとってあって、一般には売り出されないヴィラのようです。
もちろんこの上のヴィラ、スイートも沢山あるので、値段は天井知らず・・・ドバイのバブルは全然弾けていませ~~ん(笑)。