バンコク弾丸 (6) NARA

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元「エラワンSOGO」のあった場所は、「SOGO」撤退後にリニューアル、相変わらず高級品ばかりの「エラワン・バンコク」というショッピング・モールに変わっています。
当時あった地下の食堂街も、今は「アーバン・キッチン」という名前で総称され、いくつもの「こじゃれた」店が入って、かなり盛況に営業を続けています。
前行った時に、パッタイ屋や「LEE」グループのカフェは試したことがあるので、今回は「セントラル・ワールド」の7階にも瀟洒なお店を出している「NARA」(ナラ)というタイ料理屋で遅めの夕食を取ることにしました。
いつも昼間しかここを通らなかったので気が付きませんでしたが、以外に豪華系な作りの店です。
だって、昼間のエクスプレス・ランチは100バーツ以下からあるし、ご近所のタイ人オフィス・ワーカーも沢山いて、とにかく混雑している店・・・そんな印象があったからです。
スタッフはさすが「エラワン」の地下という感じで英語もばっちり、動きもスマートでしたが、一人はタカビー(笑)、もう一人はくだけすぎと・・・今回はスタッフに良い印象はありませんでした。
(たまたまかも・・・ですが)

メニュー・ブックはとにかく大判で料理の数が豊富、すべてに写真入りなのでとても分かりやすく、これはタイ料理ビギナーには嬉しい店です。
まず前菜には、この揚げ春巻き(85バーツ)を。
え、こんなにきれいに出てくるの?
こんなにスタイリッシュに出てくるなんて、とてもランチ100バーツ以下の店とは思えません。
中は海老と豚肉。
味は・・・美味しいです。
でも、食べてみるとタイっぽさをあまり感じな~い(笑)。
何故でしょう?
こういうののソースが蜂蜜主体で甘いのは分かるけど、全体にタイの味覚の重要要素である辛味が全然足りない・・・甘さのなかにそれを感じさせてくれなくちゃ、これは一体何料理?ってことになってしまう・・・でも美味しく出来たソフト春巻きなんですけどね。
すみません、文句ばかりで・・・でも、これ、分かりました。
この店、基本はこういう味、外国人向けの味の店なんでしょう。
お昼に盛況なのは、最近の辛いものをそれほど要求しない都会派のタイ人サラリーマンやOLの味覚にも合わせた料理を出している、ということだと思います。
メインは僕の好きなプーニム(ソフトシェルクラブ)のパッポンカリー(全メニュー中最高値段の350バーツ、2~3人前)です。

このメニューはプーニムの揚げ方も含めて、油の使い方でほとんどが決まってしまうような気もする料理なので、この店の「外国人向け」調理法が、良い方に上手く出た例になっていると思います。
油っぽすぎず、全体を覆う卵のとじ方も上手で、地元タイ料理屋のある種「荒々しさ」はありませんが、とても食べやすいマイルドで上品なパッポンカリーになっています。
エラワン廟の隣という観光客には最高のロケーションといい、ここはタイ料理ビギナーにはうってつけのタイ料理屋の一つと思いました。

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