友人が戻ってくるのは23時を回りそうとの事、僕はホテル内のどこかのレストランで夕食をすませることにしました。
第一候補は、やはり今のこのホテルなら「分とく山」でしょう。
部屋にある案内には
3F 日本料理「分とく山」
営業時間 11:30~14:30 / 17:30~22:00
席数 72席 全席禁煙
とあります。
時間は20時45分、ゲストサービスセンターに「これからすぐに行きたいので、予約をお願いします」と電話。
すると電話に出た女性、やや口ごもりながら「もうラストオーダーかも知れませんので、すぐ折り返しお電話を差し上げます」と・・・。
はぁ?
だって、まだ午後9時にもなっていないし、ホテルのブローシャーにラストオーダーの時間なんて書いてない(怒)。
すぐにかかってきた電話は「もうラストオーダーの時間を過ぎてしまいまして、本日は残念ながら・・・」というもの。
こうなるとどうしても食べたくなるのが僕の悪いところ(笑)、直接「分とく山」に電話を繋いでもらいます。
電話口の男性に猫なで声で(笑)、一番簡単なコースで良いので無理だろうかと聞いてみます。
結果は「もう終わりかけておりますので・・・」と、やはり無理のよう。
食べたいものが食べられないととにかく不機嫌になる僕(笑)、「午後9時前にもう入店出来ないのなら、ラストオーダーの時間をちゃんと書いておけ。営業は午後10時までなんて書くな」と心の中で毒づきます(笑)。
ま、要は僕が一人だったらでしょう。
四人とかでお願いすればOKだったのかもしれません。
じゃ、どこで食べよう・・・イライラしながらブローシャーをもう一度見てみます。
元「エイジアンテーブル」だったところに、今は恵比寿の焼肉屋「トラジ」が入っていると・・・焼肉という気分ではなかったのですが、どうも韓国風のご飯ものなどもありそうだったので、「分とく山」の隣にあるこの店に取り合えず電話です。
電話を受けた女性は明るい声で「午後10時まで大丈夫です」と・・・どうやら10時までに入店すれば良いようなニュアンスで言うではないですか。
あぁ、取り合えず飯にありつける(笑)・・・インルームダイニング(ルームサービス)もありますが、全体に値段が高め、だから今日は「トラジ」で良しとしましょう。
(部屋に置いてあった「分とく山からのおすすめメニュー」とあるインルームダイニングのメニューにも22時まで提供のような記載が・・・一体どうなってるんだ、ぷんぷんです、笑)
「トラジ」の入り口は近未来的。
この店、この近くだけだって、カレッタ汐留、ヴィーナスフォート、晴海トリトン、それに羽田空港にだってありますよね、すごい店の数です。
「分とく山」はまだ暖簾はかかっていましたがひっそりした感じ、ここ「トラジ」はお客の声が入り口まで響いてくる盛況振り。
ま、料理の種類も客層も違うからでしょうけどね、こうなると食べられない恨み爆発です、「分とく山」には(笑)。
「トラジ」の中はコンテンポラッリー・デザイン、僕の席はレインボーブリッジが良く見える良い席でした。
メニューを見ると、焼肉の他に、割とリーズナブルな値段の付いた美味しそうなものが結構載っています。
これは良いかもしれない・・・。
あまり肉は食べたくない・・・でも寒い今日は辛いものでちょうど良いかも・・・ご飯物一つと前菜に(?)チャプチェを頼みます。
まず出てきたチャプチェ(600円)は、「タレ」と「塩」から選ぶのですが、これは焼肉の「タレ」で味を付けたほうのものです。
甘めの味と胡麻油風味が食欲を誘います。
白いご飯と一緒に食べたらどんどん行けちゃいそうな感じ(笑)。
で、これが辛いユッケジャンクッパ(1050円)。
(インルームダイニングでこれを食べると、サラダ、キムチ、ナムルが付きますが、値段は2310円税・サ込みになるそうです)
牛肉と野菜を辛く煮込んだスープご飯、心地良い汗をたっぷりかきながら完食・・・体は超ポカポカです。
サービス料と消費税を入れても2000円以下、ホテルの中のレストランにしてはリーズナブル。
この代金は部屋付けにせず、取り合えずお支払い、これでわずかですがANAのグルメ・マイルを付けてもらいます。
ささやかな努力でしょう?(笑)
この努力が、例えば今度のパリ行きのファーストクラスへのアップグレードなどに化けるんですよ(笑)。
日付が変わる前には友人も帰ってきて、深夜の2時過ぎまで積もる話を・・・。
やっぱり同じ釜の飯を食った同士は、いつまでたっても最高です。