赤いクルンテープ、灰色のヨーロッパ

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これは17日夜の時点の情報で書いています。

反独裁民主戦線(UDD)は、タイ正月のソンクランを挟み、カオサン通り近くのパンファー橋にある拠点を引き払い、全てのデモ隊をセントラルワールド前のラチャプラソン交差点に集結させました。
更に、ソンクランの明けた16日から更に大規模な行動を示唆しています。
ちなみに、16日の午前にはUDDの最高幹部の一人アリスマン氏の滞在するバンコク郊外のホテルを特殊部隊が包囲し、同氏を逮捕する試みを見せましたが、計画は失敗に終わり、アリスマン氏はホテルの窓から脱出、駆けつけた支持者により警官3名が人質としてラチャプラソン交差点のUDD本部へ連行されたというニュースも入ってきています。
これに前後して、 政府の報道官により、
「16日午後より、段階的に強攻策を講じる構えではあるが、国民には動揺せず見守ってほしい」
との報道がなされましたが、その後現在までは目だった動きはなされていません。
もし再び、政府とUDDによる衝突の事態になった場合は前回同様にBTSの駅閉鎖、運行見合わせ、折り返し運転などさまざまな不測の対応が取られることになり、観光客にも大きな不便がでてくるでしょう。
ハイアットやインターコンチネンタルなどこの付近の5★ホテルは、どう対処しているのでしょう。
大量の日本人観光客が押し寄せるGWのバンコク(クルンテープ)、果たしてこの頃までこの緊張感は続くのでしょうか、今回だけは予断を許さない気がします。
片やヨーロッパも空の便が大変なことになっています。
アイスランドの火山噴火による火山灰の影響で閉鎖された欧州各地の空港は16日夜には、一部で運用が再開されたそうですが、ロンドンのヒースローやパリのシャルル・ドゴールなど主要空港では復旧のめどが立っていないとのことです。
欧州航空網の大混乱は17日も続く見通しで、ここまで長引くと、経済や生活などへの世界的な影響拡大が懸念されています。
ブリティッシュ・エアウェイズは17日のロンドン発着の全便欠航を発表しましたし、JALなど日系エアラインも運行出来ていません。
帰国希望者は陸路開いている空港に移動、そこからドバイとかイスタンブールに飛び、日本に帰ってくるしかないのでしょうか?
ヨーロッパ各地に取り残されている方々が、一日でも早く日本に帰れますことを・・・。

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