「ラスパイユの朝市」で買い物を終えた後は、コンフィチュールなどで手が重いので、こういう時は迷わず、タクシ-の利用です。
この辺まで来ると(パリ中心部と違って)、なかなかタクシー乗り場が見つかりませんが、流しのタクシーも合図をすれば止まってくれます。
で、連れて行ってもらったのはモンパルナスのお隣(?)、サンジェルマン・デ・プレのジャコブ通りとボナパルト通りの交差点に位置する、マカロンで大有名な「ラデュレ」(Laduree)のボナパルト店。
(日本店では「ラデュレ」と発音しますが、フランスでは「ラデュレー」と語尾を延ばすようです)
朝からフランス一と謳われるマカロンを食べにでも、ショーウィンドーに並ぶため息の出そうなケーキを食べにでもなく、ここの「サロン・ド・テ」に2回目の朝食(笑)を食べに、の訪問です。
(朝市で食べたパンが第1の朝食です)
観光客にはシャンゼリゼの大きな店が有名ですが、僕が行ってみたかったのは、このボナパルト店の2階。
「深みのあるブルーで統一されたブルジョアの邸宅のような」と表現されるその豪奢な雰囲気を味わいたかったのですが、残念、この時間は1階のみの営業だそうです。
でも、その1階もとても人気のスペースで、エキゾチックなアジアン・テイストの居心地の良い「サロン・ド・テ」になっています。
来ているお客さんは、すべて常連のジモティーのよう、思い思いに書類を広げていたり本を読んだり、携帯をいじったり・・・一人で来店する客が多めでした。
豊富な朝食メニューから僕が選んだのは、フレンチトースト(Le pain perdu tiede)・・・だっていま「フレンチ」にいるんですから(笑)。
でも、フレンチトーストはフランス生まれではないような気がしますが・・・。
ここのフレンチトーストは使っているパンがバゲット、メイプル・シロップで仕上げてあって、たっぷりのシャンテリー・クリームで食べさせるスタイル。
日本の某ホテルのように作り方に超凝ったものではなさそうですが、とにかく「旨~~い」です。
しっとりフルフルのパン、周囲は少しまだカリっとしていてやや強い甘みが・・・そして何より生クリームの美味しさ・・・しつこくなく、さすが歴史ある菓子屋のクリームです。
値段は6.3ユーロ、割とリーズナブルです。
ただここで「Le petit – dejeuner Laduree」というコンチネンタル・ブレックファストを頼むと18ユーロ、それに卵料理とフルーツ・サラダの付いたアメリカン・タイプの「Le petit – dejeuner Bonaparte」は27ユーロと、その辺を頼むと、値段は急騰しちゃいます(笑)。
さ、お腹も一杯になってきたので、少し散歩。
サンジェルマン・デ・プレの中心部のほうに歩いていきます。
これは「サンジェルマン・デ・プレ教会」です。
向かい側には有名なカフェ「レ・ドゥ・マゴ」が・・・。
通りの間に、昨日行った「モンパルナス・タワー」が見えますね。
この後はセーヌ通りやサン・シェルビス通りに足を運んでみます。
ただこの辺りも長居は禁物、お昼は人気のビストロに予約を入れてあるからです。
昨日はカフェ、3星レストラン、クレープリーと試して、今日はマルシェでの立ち食い、サロン・ド・テときて今度はビストロに挑戦なのです。