ホテル内の見学もそこそこに、どこかでランチをしなくちゃです。
ホテル内のレストランでも良いのですが、早くチェンマイの町に出てみたいという思いも捨て切れません。
取りあえずチェンマイのマップをもらって検討を始めます。
このホテルの周りにもチェンマイ名物カ-オソーイの専門店「ジャスト・カーオソーイ」の他、中華の「チアトンヘン」や「ジャスミン」、バンコクと同系列でしょうか「ホールアース」、海鮮の「ウワン・ヘーハー」、タイ料理の「バーン・ロム・マイ」や「フアン・ボーラーン」・・・候補はどんどん出てきます。
ただ、地図を見てもそれはここからどのくらい離れているのか、なかなか見当がつきません。
しかも外は40度近い猛暑です。
きっと夜とかなら歩いてもいけるところばかりなのでしょうが、まだチェンマイに着いて1~2時間、ここはおとなしくトゥクトゥクで移動することにします(笑)。
バンコクではだんだん少なくなってきているトゥクトゥク、チェンマイではまだまだバリバリに動いています。
(もちろんエンジン音もバリバリです、笑)
メーター・タクシ-は実質空港からしかありませんし、町中を流しているということなど、ほとんどありません。
運よくタクシーを見つけても、運賃は昔のバンコクのように交渉制です。
ましてトゥクトゥクは100%、値段交渉が必要です。
ここが僕らツリーストには面倒くさいところ、ボラれたくもないし、乗らなければなかなかそれに変わる代替の交通機関もないし・・・ソーンテオはややこしい、サムローはもっとボラれそう・・・この辺りがチェンマイ個人旅行のネックです。
トゥクトゥクのドラバーは百戦錬磨、一見の観光客と見るや、ローカル相手の相場よりずいぶん吹っかけてきます。
ちょっとした距離でも、すぐ100バーツとか言います。
バンコクのメーター・タクシーに比べて、ものすごく割高な感じがします。
ま、現地の人はあまりトゥクトゥクには乗らないんだそうです。
じゃ、何を使うんですか?と妙齢の某日本人女性(笑)に聞いてみました。
するとただ一言、「原付です」と・・・(笑)。
道理で多いわけですね。
で、今日のランチは、現地にロングステイしている日本人社会でも人気という「大城魚翅」(City Sharks Fin)というふかひれ屋にすることにしました。
ここは、スリドーンチャイ通り、「マニナラコーン・ホテル」の隣に位置するこぎれいな店。
「ザ・チェディ」から歩いても15分くらいでしょうか、でもこの暑さではトゥクトゥクが正解でした。
店は客が誰もいず、ちょっと心配になりましたが、愛想の良い英語も上手な女主人がとても良くしてくれて、まずまずのランチ・タイムを過ごすことが出来ました。
フカヒレ・スープは、中のフカヒレの大きさと量で300、500、700バーツの3種類。
これは500バーツのものです。
ぐらぐら煮立って出てくるスープの量は、土鍋一杯の大量のもの。
2人でもちょうど良い位の量です。
味はバンコクのヤワラー辺りのものと同じ、オイスター・ソースを多用した「安っぽい」味で、先日食べた上湯の上品な味が中心のホテルのものとは大違いです。
ま、庶民のフカヒレ・スープですな、これ。
でもね、これはこれで不味くないのです(笑)。
特にこんな即席「ぶっかけ飯」にして食べると・・・B級グルメはいつも偉大です(笑)。
で、僕が気に入ったのは、このスープよりも次のフカヒレの炒め物のほうです。
料理を作る女主人も、この方が「うちのスペシャリティ」だと言っていました。
味は塩味のシンプルなもの、でも野菜との炒め方が上手で、フカヒレのこりこり感が実に口に心地良いものでした。
親切にもハーフ・ポーションで作ってくれて一皿200バーツ、カードも使えましたし、英語も通じるし、悪くない店だと思いました。
ただもしかすると僕の勘違いかもしれませんが、カードで払うといったら10バーツ上乗せされた料金になっていたことと、帰りの足に「安いから、大丈夫だから・・・」と白タクを薦められ、その値段が後から考えると高かった・・・などのマイナス・ポイントもありました。