アマンサマーパレス北京 (26) 「張一元茶庄」でお茶を

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僕が北京に来ると必ず寄る店は、お茶屋の「張一元茶庄」です。
場所は漢方薬の「同仁堂」の隣。
「大柵欄」の中でもほぼ中心地にあたります。
広い店内の左右の壁には、いくつもの茶缶が並んでいて、その前のカウンターには、いつ行っても大勢の客がひしめきあってっています。

中国茶は好きだけれど、どの店で買ったら良いのか分からない、観光客向けのボリボリ値段でだけは買いたくない・・・そんな僕らにはこの地元客御用達の老舗は便利です。
こういう本物のお茶専門店で買った茶葉を使って淹れたお茶は、どのお茶でも色も香りも絶対違います。

こういうお茶屋さんでは、グラム単位で好きな種類のお茶が買えます。
通常は50~100gずつ細かく買って、香りが飛んでしまわないうちに飲みきるのが一番でしょう。

僕らは茶缶に書いてあるお茶の種類と値段で大体の見当をつけ、匂いを嗅がせてもらいます。
1階は地元客でとても忙しそうなので、僕は比較的空いている2階に行きます。
顔と態度で親切そうな人を選び(笑)、下手(したで)に出ながらお茶の香りを次々に嗅いでいきます。
(不機嫌そうな人に当たると、「けんもほろろ」です)
お茶の種類と量を決めると、大きな茶缶からシャベルのような道具で秤にかけて、その後紙で包んでくれます。
僕らは、この店の店員達の目にも留まらぬ速さで昔ながらの包装紙に包んでいく作業を見るのが大好きなんです(笑)。

だから始めから真空パック詰めしてあるのは絶対嫌(笑)。

もちろん家に帰ったら、密閉できる茶缶や茶筒に詰め替えて、冷暗所に保存しておきます。
(冷蔵庫は駄目です)。

茶缶に書いてある金額は1斤(500g)での値段なので、うかつに頼んで出てきた包みの大きさにびっくりしないようにね。
この2包みで1斤です。

何回見ても、ここの包装技術は芸術的ですらあります。

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